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【藤井聡】「沈黙の螺旋」を打ち破っていきましょう

-藤井聡教授FBよりシェア-

昨日配信しましたメルマガです。

「沈黙の螺旋」理論とは、ノエルノイマン、というドイツの社会心理学者の理論です。これもやはり、ナチスドイツの全体主義現象の解釈の中からでてきた理論です。

沈黙の螺旋は、破ることができる「ことがある」というお話です。


「沈黙の螺旋」を打ち破っていきましょう

日本で、成長戦略と言えば、規制緩和や自由貿易促進策やインバウンド(海外観光客の呼び込み)といった「ソフト的」なものが議論されることが一般的です。

筆者はもちろん、そういうものを否定するつもりは全くありません。それぞれの取り組みが、経済や社会に及ぼす「総合的」な影響を一つ一つ「精緻に吟味」しながら、是々非々で推進していくべきであることは論を待たないところです。

ただし、先週もお話しましたが、インフラ政策もまた、成長戦略の要とすべきであることは明白です。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2015/06/02/fujii-145/

しかしそうした主張が一般のメディア上でなされる様なことはほとんどありません。

むしろ、そうしたインフラ成長戦略論に言及すれば、瞬く間に、批判の嵐に晒されてしまうのが実態です。

つい先日も、次のような事がありました。

「大阪都構想」が、住民投票で否決されたことを受けて、あるテレビ番組(たかじんNOマネー)にて、大阪を豊かにするためには大阪を中心とした新幹線ネットワークの整備構想を進める他にありません、というお話を差し上げました。

この提言は、筆者が最近思いついた様な話ではなく、東日本大震災直後から構想している「大阪西日本首都構想」に基づくものです。

そして、今となっては、その事業性や便益性を学術的にも実証分析し、そのプロジェクトの合理性については当方としては一定の確信を得たものでもあります(詳しくは、下記学術論文を参照ください)。
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/wp-content/uploads/2013/12/F4_nezu_2013.pdf

ところが、この提案を番組で解説申し上げたところ、ある共演者は即座に、

「無駄ですよ、工事費の無駄! 無駄無駄!」

と発言し、当方の主張に対して「あきれ顔」で、

「昭和の発想ですよ。」

嘲笑混じりに非難されました。
https://www.youtube.com/watch?v=nCHKZRzIHwY

また、その動画がネットにあげられると、その共演者と同種の様々な非難が動画のコメント欄には、次のような書き込みがなされました(なお、当方は普段、ネット上での当方に対する誹謗中傷については取り立ててお相手差し上げることはないのですが、ここでは、あくまでも社会現象のサンプルとして、ご紹介差し上げます)。

「藤井氏の構想を聞いてて開いた口が塞がらなくなった。」
「やはりバカでした藤井教授」

さらに、インフラ論に対して毎回繰り返されてきた「シロアリ論」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20150513-00045689/
https://www.youtube.com/watch?v=inixijJQ8QE
が、ここでもまた、繰り返されました。

すなわち、インフラの必要性を語る奴は、もっともらしい事を言っていてもそれは全部嘘っぱちで、結局は利権を得ることを目的にしてるだけだ、という論理が、ここでもまた繰り返されたわけです(下記も同様に、下記を書かれた方を非難するためでなく、大衆社会現象の単なるサンプルとしてご紹介差し上げます)。

「藤井氏の言ってることは、最初から最後まで(土木関係者の)利権を守るためだけ。」
「(藤井の提案では)明るい大阪の未来を作ることは出来ません。なぜなら既得権者を守ることを第一に考えているからです」

無論、こうした書き込みには、そうした主張の「根拠」など書かれているはずもなく、単なる誹謗中傷のための悪質なデマでしかありません。
(※ 例えば、こちらをご参照ください →  http://satoshi-fujii.com/150511-6/ )

しかしこうしたデマはその中身が「現実」のものではないとしても、インフラ論を語ろうとする論者を黙らせるだけの強力な心理的圧力を
「現実」
に持っている事は紛う事なき事実です。

同時にそれは、こうしたインフラ論批判の発言を「促す」圧力を陰に陽にもたらすものでもあります。大衆世論と一緒になってインフラを論ずる論者を叩けば、たやすく多くの支持を得ることができるからです。

それは、ポピュリズムを利用する政治家はもちろんのこと、
http://blogos.com/article/104509/
大衆人気に配慮するコメンテーターや言論人、知識人においても、インフラ論批判の発言を促すことにつながります。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19767115?ref=search_tag_video
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21905458?ref=search_tag_video

学校のクラスの中で一旦イジメがはじめられれば、皆がこぞってイジメに加担しだす構造が、ここにもある、という次第です。

ネット上で誹謗中傷されれば、多くの人々は嫌な思いをしてしまうのであり、そんな嫌な思いをするくらいなら黙っておこう、ということで多くの人々が口をつぐんでしまうのです。

こうした構造を通して、インフラ論自体がますますメディア上で語られなくなっていき、その一方で、批判する声(例えば、シロアリ論)だけが声高に喧伝されるようになっていきます。

そうすると今度は、こうした「状況」それ自身がますますインフラ論者に対するバッシングを加速していくことになります。

一般に、社会心理学ではこうした社会現象は「沈黙の螺旋」と言われています。



すなわち、一旦上記のようなインフラ論に対するバッシングが始められると、仮に多くの人々がインフラ論の重要性を理解していたとしても、インフラ論を表だって語らずに「沈黙」してしまう、そうすると今度はその「沈黙」それ自身が、インフラ論についての発言をさらにしにくくさせる圧力を生んでしまう、つまり、「沈黙」がさらなる「沈黙」を呼び込み、沈黙がらせん状に進行していく、そしてこうした「沈黙のらせん」を通して、「こわばった空気」が形成されてしまうのです。

すなわち今日の日本では、インフラ論についての「沈黙の螺旋」が激しく進行し、インフラ論を「袋叩き」にする空気が濃密に存在しているのです。

こうした「沈黙の螺旋」は、いたるところで生じています。

エコノミストをはじめとした「一部の人々」の間では、今やTPPについては完全に「沈黙の螺旋」が生じ、ほとんど誰も反対意見を表明できなくなってしまっています。

消費税増税についても彼らの仲間内では、だれも反対できなくなっていますが、これもまた、「沈黙の螺旋」のなせる業です。

「積極財政によるデフレ脱却」にせよ、「プライマリーバランス撤回論」にせよ同様です。

そして、今年の1月ごろでは、大阪都構想について少しでも批判的な言説を表明すれば、すさまじいバッシングに合うような状況がありました。つまり、都構想を巡っては、強烈な「沈黙の螺旋」が存在していたのです。

しかしその沈黙の螺旋は、その後あっという間に破られていき、最終的にはギリギリのところで賛成派を反対派が上回り、大阪都構想は否決されるところにまで至りました。

あくまでも客観的な社会学的分析の見地からの一つの解釈論、として申し上げますが、1月27日に本メルマガで公表された『大阪都構想:知っていてほしい7つの事実』は、都構想をめぐる「沈黙の螺旋」を打ち破る契機を与えたと解釈することができます。

そしてその後も、本メルマガと超人大陸という動画サイト等を通して、コンスタントに都構想を批判する発言が公的に繰り返され、そのトーンについても徐々により激しいものに変遷させていったことで、一人また一人とそれまで「沈黙」を保っていた人々が重い口を開き、少しずつ都構想の問題点についての「発言」が増えていった、と解釈することができます。

そして、最終的にはもうどれだけ激しく都構想を批判しても、特に目立たない状況が創出されました。

すなわち、1月の頃には確実に存在していた「沈黙の螺旋」は、ものの数か月のうちにほとんど消滅していったのです。

つまり、「沈黙の螺旋」は純然たる社会学的現象ですが、その存在を理論的に明確に認識し、その上でそれを打ち破る意志を持ち、戦略的に立ち向かえば、幸運にさえ恵まれれば、あっという間に「打ち破る」ことができる「ことがある」のです(無論、そういう沈黙の螺旋を打ち破ろうとする人間が一人しかいないのなら、沈黙の螺旋を打ち破ることは不可能だったでしょう。しかし潜在的にでも打ち破ろうとする人々が様々に存在していたのなら、その人たちの社会的な力によって、そんな螺旋は打ち破られることがあるのです)。

例えば、「沈黙の螺旋」の典型例として挙げられるのが多い「裸の王様」のストーリーですが、あの結末も、穴居校はたった一人の子供が「王様は裸じゃないか!」と叫んだことで、瞬く間に憑き物がとれたように、皆が王様であったことを皆が認めるようになった、というものでした。つまり子どもの一言の叫び声で、「沈黙の螺旋」は打ち破られたのです。

繰り返しますが、わが国には今、ありとあらゆるところで「沈黙の螺旋」がぐるぐるとまわり、「真実」が「空気」によって隠ぺいされ、蹂躙され続けています。

冒頭で紹介したインフラ論しかり、積極財政論しかり、増税論しかり、TPP論しかり、プライマリーバランス論しかり、です。

ですが、それら理不尽な空気は全て単なる「沈黙の螺旋」がもたらしたものに過ぎません。つまり人々が口にしている言説は全て(それが学者であろうが政治家であろうが)、「言いやすいから言っているモノ」に過ぎず、真理・真実とは無関係な

「デマ」

にしか過ぎないのです。だから、明確な意思と戦略があれば、それを打ち破り、真理・真実に日の目を見させる可能性は、決して皆無ではないのです。

そして、インフラ、財政、自由貿易といった案件はいずれも、国家の命運を分ける極めて重要な問題ばかりです。そんな重要な問題の政治決定が、「沈黙の螺旋」によって形成された理不尽きわまりない不条理な空気だけで決定されて良いわけはありません。

ついては本メルマガの読者の皆様、是非、そんな「沈黙の螺旋」の陰がみてとれたのなら、(少々嫌がらせはされることはありますが、そこは果敢にスルーしながらw)、自らが正しいと思う言葉を、臆せず、発言し続けて参りましょう。

当方も、ついつい沈黙しがちになる自らの弱さを顧みつつ、できるだけの発言を続けて参りたいと思います。

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【藤井聡】大阪、7年余の破壊ー民意の乗っ取りとしての住民投票(小野田正利)

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今度の6月14日(日)のシンポジウム「豊かな大阪をつくる」で、教育学の視点からご提案いただく小野田先生の原稿です。

この度の住民投票を振り返り、小野田先生は次のようにおっしゃっています。

「大阪そして関西以外の方には、この間に何がこの地(大阪)で起きていたのか、マスコミ報道はほとんどないか圧倒的に少なかったために「対岸の火事」のごとく無関心だったと思う。しかし、まかり間違えば、それは直ちに日本全体を覆い尽くす大問題になる程の大きな影響力を持つ結果であったと私は断言する。」


全く同感です。先生はさらに次のように続けます。

「この日は、人生でおそらく最も忘れられない日になった。私が生まれた日、そしていずれ死ぬ日は、当然覚えていないが、この出来事はいつまでも涙が出るし絶対に忘れないだろう。その思いと見通しを単刀直入に言おう。『我が国がファシズム(全体主義)に突き進むスピードが幾分鈍った』と。右か左かという政治的立場の問題を超えた、民主主義にとっての一大危機が、確実にそこに存在していたからである。」

......「我が国がファシズム(全体主義)に突き進むスピードが幾分鈍った」「右か左かという政治的立場の問題を超えた、民主主義にとっての一大危機」これは、今回の橋下維新との「闘争」を戦った心あるすべての人々が共有する感覚だと思います。

「7年余の間に、橋下氏によって破壊された大阪の教育の惨状がある。それは大阪以外でも「対岸の火事」ではないはずだ。これから幾度かにわたって、このテーマの連載を加えることにする。」

小野田先生の連載を、楽しみに拝読したいと思います。当方からも皆様に、ご紹介差し上げたいと思います。


【藤井聡】医療改革法が成立

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先日、医療改革法が成立し、「保険を使える治療と使えない治療(自由診療)の併用(混合診療)を16年度から拡大する。」こととなりました。
http://mainichi.jp/select/news/20150527k0000e010199000c.html※1

この「混合診療」というものをご存知でしょうか?この問題は、「新自由主義・全体主義」に関わる論戦における、最重要項目の一つです。ついては、今日は、この点について簡単に解説したいとおもいます。


これは病院に行ったときの治療の話です.現状では、基本的に、「保険のきかない診療」は基本的に認められていませんので,どんな診療を受けても,保険がきいて,病院代は安くつきます.

しかし,「混合診療」というのが一部認められると,

  「保険のきかない診療」(=政府から認可されていない診療)

も一部みとめられます.つまり,そうなると,「保険のきく診療」と「保険のきかない診療」とを同時に,混ぜこぜで受けることができるようになります.混ぜこぜなので「混合診療」と言われています.

これは,医療制度における典型的な医療制度の自由化方針ですが,これが起こるとどうなるか,簡単に説明します.

(1)患者は受けられる診療の選択肢の幅が増える.
 (→これが,自由化のメリットだと喧伝されています。)

(2)ただし,「保険のきかない診療」については、患者は、全額自己負担する必要がでてくる.結果,おカネの無い人は,「保険のきかない診療」が実質,受けられなくなっていく可能性がでてくる。
 (→これが,国民皆保険の崩壊につながると言われています)

(3)「保険のきかない診療」については、政府は保険料も払わなくて済むので、政府支出の削減が可能となる,という側面があります。
 (→このため、混合診療は財政再建にメリットありと認識される事がありますので、それを目指す「勢力」は、混合診療を要求することがあります)

(4)「保険会社」が,「保険のきかない診療のための、専用の保険商品」を売り始める(→つまり,新しい保険マーケットができる.その医療が良ければ,もちろん,そのマーケットは拡大していく。このため、保険業界は、混合診療を要求することがあります。)

(5)「製薬会社」は,現状では、「政府から認可されないと薬を売れない」ので、「新しい薬ができれば、政府から認可されるために、お金をかけて認可されるように研究投資をして、よい薬にしあげていく。そしてよい製品になれば、政府も認可して、はれて、安い価格で、大量に売りさばき始めることができる」ということになっています。ところが、「混合診療」が認められれば、「保険のきかない薬品」つまり「政府から認可されていない薬品」でも,自由に売ることができるようになる。したがって、薬品会社は、新しい薬ができても、「政府からの認可」のために努力することがなくなっていく。結果、混合診療が認められると、政府から認可されないままで放置される薬品=保険のきかない、一般の高所得者以外の人々には手がだせない薬品の割合が、増えていく。
(→結果、国民皆保険の崩壊が、加速化すると言われています。一方、薬品会社は、認可などうけなくても自由に薬を売ることができるので、薬品会社は混合医療を要求することがあります)

・・・

少々長くなりましたが、混合医療というのは、一見「自由」になるので、いいように見えるのですが、よくよく考えると、その「自由」によって得をするのは、

・保険会社 (新しい保険マーケットで商売を始めることができる)
・薬品会社 (自由に高い薬を売る商売を始めることができる)
・政府支出を抑えたい勢力 (政府が負担していた保険料を、利用者に負担させることに成功する)

の三者です。そして、一般の国民は、

  「高い薬品・診療を、
   政府からの補助(保険)なしに受けさせられるようになっていく」

事を通して、大いに「損」をしていくことになります。そして、それだけのお金を払えない人々(中低所得者)は、その診療自体が受けられなくなっていく危機=国民皆保険の崩壊の危機に直面する訳です。

もちろん、この点については、今回の国会でも政府(唐澤剛参考人)から、次のように説明されています。

「これを緩めてしまいますと本当に日本の医療制度壊れてしまいますので、これだけは絶対守らなきゃいけない、私どもはそう考えております。」
http://blogos.com/article/113375/

つまり、政府は、混合診療を本当に(アメリカのように)自由に認めてしまうと、国民皆保険が崩壊するということを十二分に承知した上で、今回の法改正が行っている、という次第です。だからこそ、政府からの答弁では

「もちろんこれは混合診療の全面解禁のようなものに道を開くものではございません。」

ともおっしゃっているわけです。つまり、今回の混合診療に向けての自由化は、限定的なものだ、という認識で進められている、という次第ですね。

この政府答弁通りに、医療改正法が混合診療のメリットだけを発現させ、デメリットが発言させない形で運用されることを、心から祈念いたします。

ただし、ここで重要なのは、「混合診療」というものには、政府自身も認識している様に、「国民皆保険の崩壊」というリスクがある、ということです。国民の皆様には、是非とも、こうした一般的な認識を、十分にお持ちいただきたいと思います。なぜなら、そういう「国民意識」こそが、「混合診療のリスクを最小化」させる重要な要因(というか最後の堤防・砦!)となるからです。

(※ 例えば大阪・関西の特区では、この混合診療が今年度から一部先行的に実施されますが 
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO77489840V20C14A9LDA000/※2 その動向については,注視が重要だと考えます)

・・・・

ところでこの話、「都構想」という一見、ヨサソウに聞こえるものが、よくよく調べると、トンデモないものだった、という話と、似ていますよね。なんといっても「混合診療」にすると、自由化され、選択の幅が広がって、なんだかヨサソウな事が起こりそうなニュアンスが醸し出されるからです。

だから「都構想」の顛末と同様、国民の皆様におかれましては、是非ともイメージでなく、事実に基づく適正な問題認識をもっていくことが、何よりも大切だと思います。

以上、少々長めの解説となりましたが、ご紹介まで。


※1
医療改革法:参院可決、成立 国保運営を都道府県移管など
毎日新聞 2015年05月27日
◇患者の負担増 入院時の食事代、18年度に1食460円に
国民健康保険(国保)の運営を市町村から都道府県に移すことなどを柱とする医療保険制度改革関連法案は27日午前、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。2018年4月1日までに段階的に施行される。

 定年退職者らが加入する国保は高齢者が多く医療費がかかり、構造的な赤字体質にある。赤字解消のため3400億円の税金を投入する一方、都道府県に移すことで国保の財政基盤を強化する。市町村は都道府県がモデル的に示す「標準保険料率」を参考に実際の保険料率を決め、徴収業務を行う。18年度から移行する。

 患者の負担増では、入院時の食事代自己負担(現在1食260円)を段階的に引き上げ、18年度に1食460円にする。低所得者は対象から外す。開業医の紹介状なしで大病院などの外来を受診すると、16年度からは通常の自己負担とは別に5000円以上かかる。

 また、保険を使える治療と使えない治療(自由診療)の併用(混合診療)を16年度から拡大する。保険の使えない治療でも患者の申し出があれば、これまでより早く安全性や有効性を審査して併用を認める「患者申し出療養」制度を設ける。

※2
関西の戦略特区、混合診療は来年にも実施
2014/9日経
政府は24日開いた関西圏の国家戦略特区の区域会議で規制緩和を認める事業計画の第1弾を決めた。大阪大学医学部付属病院(大阪府吹田市)などで日本では原則認められない症例への混合診療が2015年にも実施される見通しになった。神戸市で始まったiPS細胞を活用した目の難病治療も本格化しそうで、「医療特区」に向けた動きが大きく前進する。

 混合診療は保険診療と保険が利かない自由診療を併用できるようにすること。患者の不平等や不当な負担拡大を招くなどの理由から日本では原則実施できず、先進医療の普及を阻む「岩盤規制」とされる。

 阪大病院のほか国立循環器病研究センター(吹田市)や京都大学医学部付属病院(京都市)は先進医療で混合診療を提案していた。欧米など先進5カ国で承認されながら日本で未承認の医薬品や医療機器を、混合診療を活用して迅速に提供できる道が今回開かれた。

 循環器病研究センターは国内で認められていない米国製の手術支援ロボット「ダビンチ」を使った心臓手術、電気刺激を与えて不整脈を治療するため皮膚下に線を入れる特殊な除細動器の利用を例に挙げた。

 同センターは不整脈薬を日本で適用外のがんの転移を防ぐために使うことも提案。三石博之企画戦略局長は「年内に結論を出すと回答が出され、実現すれば波及効果は大きい」と期待する。

 阪大病院は卵巣がんの増殖を防ぐ治療薬などの活用、京大病院は咽喉頭がんに対するロボット支援手術などを目指す。いずれも計画を首相が認定後、3病院が厚生労働省に申請する。申請から審査終了までの期間が現在の6カ月から半分に短縮される見込みだ。

 「関西が医療で日本をリードできる。自社の創薬研究も進めたい」(小野薬品工業)など関西地盤の製薬各社も事業機会の拡大につながることに期待を示した。

 神戸市では17年度にも開く眼科病院「神戸アイセンター」で病床の規制緩和により30床の設置が認められた。12日に世界初の移植手術が実施されたばかりのiPS細胞を使った目の治療技術を幅広い患者に提供する。

 提案した公益財団法人先端医療振興財団(神戸市)は「神戸で世界最高の医療をいち早く実用化できるよう、市や(治療主体の)理化学研究所と引き続き緊密に連携していく」と話した。

【藤井聡】消費税が3%増税されてから,ずっと実質消費が低下

-藤井聡教授FBよりシェア-

この度の政府の景気判断は「緩やかな回復基調が続いている」というものでしたが,その判断のベースとなっているのが,「持ち直しの兆しがみられる」と言われる個人消費です.
http://jp.reuters.com/ar…/businessNews/idJPKBN0OC0QX20150527※1

が,そのグラフを見ると,まだまだ深刻な状況が続いていることがわかります.



下記グラフは,「実質消費」(実際に消費に使ったおカネ.物価の変動を考慮したもの)の前の年の同じ月の水準からの変化率を意味しています.

御覧のように,消費税が3%増税されてから,ずっと実質消費が低下し続けています(前年同月比が,14年の4月から一貫してマイナスの領域に落ち込み続けているのがお分かりいただけると思います).

特に衝撃的なのは,増税ショックで大幅に低下した去年の4月の水準から,今年の4月はさらに落ち込み,1.3%マイナスを記録した,という点です.

三橋さんが指摘されているように,市場の予想は「プラス3%」でしたから,大きく期待がはずれ,市場は冷え込み続けている,というところです.
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/

言うまでもありませんが,この背後には,大阪都構想をもたらした「新自由主義・全体主義」があるのです.

その全体主義は,財出をカットすることが至上の善とされ,ここまで消費が冷え込んでいるのに政府支出を増やすことは悪とされます.こういう形の思考停止に我々が支配されている限り,結局は有効な経済政策は打てず,景気は冷え込み続けることになるでしょう.

おりしも,再来年には10%の増税が予定されています.このまま景気が冷え込み続けたまま更なる増税を迎えれば,我が国の経済は決定的打撃を受けることになるのは決定的です.

「新自由主義・全体主義」との論戦は,「都構想」という主戦場が終わった今,「豊かな大阪を真面目に考える」という論戦と同時に,この「緊縮財政・至上主義」との論戦がより重要になってくるものと思います.

以上,ご紹介まで.


景気判断据え置き、「緩やかな回復基調」=月例経済報告

[東京 27日 ロイター] - 政府は5月の月例経済報告で、景気の基調判断を据え置いた。ただ、生産や輸出の判断を下方修正したことから、先月までに使用していた「企業部門に改善がみられる」などといった表現を削除。今年3月以来、2カ月ぶりの表現変更となった。

景気判断は「緩やかな回復基調が続いている」とした。生産は持ち直しているものの「このところ一部に弱さがみられる」との表現を加え、7カ月ぶりに下方修正。一方、輸出も、前月の「このところ持ち直しの動きがみられる」から「おおむね横ばいとなっている」と、18カ月ぶりに下方修正した。

一方、個人消費は「持ち直しの兆しがみられる」と、10カ月ぶりに判断を上方修正した。消費者マインドが持ち直しているなか、実質総雇用者所得が底堅い動きになっていることが背景にあるとしている。

消費者物価についても、前月の「横ばい」から「緩やかに上昇している」と、4カ月ぶりに表現を変更した。

【藤井聡】映画『ハンナ・アーレント』,DVD

-藤井聡教授FBよりシェア-

拙著の基本テーマに直結する映画『ハンナ・アーレント』,DVDが出ています.
(※ 近所のレンタルビデオ屋さんにもありましたので,皆さんの周りでも探されるとレンタルされてるかもしれません)

是非一度,ご視聴になってみてください.


(ご覧いただき、ありがとうございます!)
藤井聡教授イベント


講演「山陰新幹線の早期実現と北陸新幹線」
平成28年7月30日鳥取
 


関西ローカルの夕方の報道番組
夕方LIVEワンダー
(午後3時50分~午後7時)
毎週金曜日コメンテーターにて登壇予定 


藤井聡教授書籍
「プライマリー・バランス亡国論」
その7つの理由


「プライマリー・バランス亡国論」
三橋貴明氏の紹介文


発売日2016年5月

国土学
書評

発売日2015年10月

デモクラシーの毒
中野剛志書評

発売日2015年7月

モビリティをマネジメントする
参考



超インフラ論

発売日2015年04月

<凡庸>という悪魔
書評①
書評②
書評③

発売日2014年07月

築土構木の思想
参考動画


発売日2014年06月

グローバリズムが世界を滅ぼす

発売日2014年05月


政(まつりごと)の哲学
「はじめに」より

発売日2014年01月

大衆社会の処方箋
柴山桂太氏書評
参考動画
参考記事
参考記事

発売日2013年12月

巨大地震Xデー
あとがき


発売日2013年08月

新幹線とナショナリズム
参考記事
はじめに&目次

発売日2013年06月

強靭化の思想
強い国日本を目指して
正論インタビュー
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簡単な紹介
参考記事

発売日2013年06月

レジリエンス・ジャパン
日本強靭化構想

読者レビュー


発売日2013年06月

経済レジリエンス宣言
はしがき


維新・改革の正体
-日本をダメにした真犯人を捜せ-

中野剛志氏書評
参考記事


日本破滅論
~おわりに~


コンプライアンスが日本を潰す
新自由主義との攻防

“はじめに”と“おわりに”
読者からレビュー


プラグマティズムの作法
日本が救われる有効シナリオ
トークイベント動画
中野剛志氏推薦文


救国のレジリエンス
動画「救国のレジリエンスとは何か?」
富国強靭


列島強靭化論
佐伯啓思氏書評


公共事業が日本を救う
中野剛志氏書評
今こそ、公共事業で巨大地震に立ち向かうべし
著者が語る
山梨のトンネル崩落事故
デフレの今こそ大規模な公共事業を


正々堂々と
「公共事業の雇用創出効果」を論ぜよ 
~人のためにこそコンクリートを~

西部邁氏寄稿『藤井君の思慮ある勇気』



なぜ正直者は得をするのか
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文明の宿命

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土木計画学
参考記事


社会的ジレンマの処方箋


代表的日本人
内村鑑三著

藤井聡教授の愛読書

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