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【藤井聡】「大阪の府市再編問題」

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本日午後の「大阪の府市再編問題」のシンポジウムについて用意差し上げた一枚ものの資料です。「特別区設置」と「堺市長選」のニ点について簡単にまとめました。

ご関心の方は是非、ご一読ください。

では、本日、ご参加されるかたは午後、お目にかかりましょう!
http://satoshi-fujii.com/symposium8/



【藤井聡】シンポジウム 大阪都構想住民投票の投票日から一年

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早いモノで,昨年の5.17,大阪都構想住民投票の投票日から一年,となります....

遠い昔のように思えますが,たった一年前,のことなんですね.

都構想「否決」から一年を記念して,明日15日に,下記シンポジウムを開催いたします.

是非,ご参加ください!



投票から1年 課題考えるシンポ 15日、中央区 /大阪
毎日新聞 2016年5月10日

 大阪市を廃止し特別区に再編する「大阪都構想」の賛否が問われた住民投票は17日で1年を迎える。僅差で否決され、どんな課題が残ったのか。弁護士や大学教授が呼びかけ人になり、シンポジウム「5・17住民投票をのりこえて、今」が15日午後2時から、大阪市中央区の難波御堂筋ホールで開かれる。


 大阪維新の会が掲げた「都構想」では、大阪市を廃止した後再編する五つの特別区が基礎自治体として住民サービスを担い、府は広域自治体としての権限を集中させるとした。

 住民投票は賛成派の大阪維新、反対派の自民などが激しい論戦を展した。市民の関心も高く、投票率は過去2回の衆院選を上回る66・83%。賛否の差は約1万票で「市民を二分し対立を生んだ」という反省を残した。

 シンポでは、「資本主義の終焉(しゅうえん)と歴史の危機」(集英社新書)を著した法政大の水野和夫教授が基調講演する。パネルディスカッションで、ジャーナリストの吉富有治さん▽帝塚山学院大の薬師院仁志教授▽反対派の旗振り役を担った柳本顕前市議−−の3人が住民投票で得た教訓について意見を交わす。500円。問い合わせは、主催の実行委員会

【藤井聡】「詭弁」(=すなわち、ウソ) 大阪都構想に関する代表的政治家の発言を分析した結果

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下記は、24日の報告会(午後7時~、@大阪) 
http://satoshi-fujii.com/symposium7/ 
でお話しするスライドの一部(抜粋)です。

このスライドは、論理学と認知心理学の方法論に基づいて、当方の研究室で半年をかけて行った研究成果をまとめたものです。

大阪都構想に関する代表的政治家の発言を分析した結果ですが、我々が分析対象とした推進派のツイートの三分の一、TV討論会での発言の半分が

「詭弁」(=すなわち、ウソ)

に、(プロトコル分析法に基づいて)分類されたという結果です。

(※ 一方、反対派の政治家の言説には、そうした傾向はほぼ皆無でした)

分析を指導した当方も、この鮮明な結果には改めて衝撃を受けました。

当日は、この分析の詳細もお話しする予定です。




【藤井聡】データで振り返る「大阪ダブル選挙」

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過日もご案内差し上げましたが、来週24日に予定しております、「豊かな大阪をつくる」学者の会主催の報告会、

      データで振り返る「大阪ダブル選挙」

のサイトを解説しましたので、改めてご紹介差し上げます。
http://satoshi-fujii.com/symposium7/

サブタイトルは、

 ~9割の有権者が「都構想を誤解」したまま行われた選挙を検証する~

です。
ご関心の方は是非、ご参加ください!



【藤井聡】それは詐欺師のような政治家ではない.詐欺師が政治を行っているのである

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過日ご紹介した下記の記事,(当方の主張の是非を論ずることなく!)「どぎつい記事だ」と思われる方が,一部おありのようです.
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2015/12/08/fujii-173/

そんな一部の方の反応を見て,なんと今の日本は,詐欺師やウソつきにとって暮らしやすい世の中になったのだろう...と改めて関心いたしました.

これは今日の言論空間の在り方を考える上で,とても大切な論点となりますので,少々深堀して解説差し上げたいと思います.

まず「仮に」ホントの詐欺師がいたとしましょう.そして,その方に対して

 「○○は詐欺師です」

と誰かが,「根拠を明確にした上で」言ったとしましょう.しかし,そう言われた○○(あるいは○○の支持者)は,

 「何を言ってるんだ!俺は詐欺師じゃない!悪質な誹謗中傷だ!」

と叫ぶことが一般的です。

ここで,当人が詐欺師やうそつきであるかを問わず,とにかくあらゆる人々の言説が平等に扱われるとすれば,得をするのは詐欺師やうそつきの側であることは明白です. (※もちろん、根拠が理性的に議論されるなら,詐欺師やうそつきが得をすることはあり得ませんが......)

なぜならウソと真実の両論併記は,ウソの勝利,真実の敗北を導くからです.そもそも,100の文章からなる言論の50がウソなら,それはすでに立派なウソの文章でなのです!

そして実際,TVや新聞では,両論併記という美名の下,あらゆる「ウソ」が白昼堂々,日々喧伝されています.そうしてTVや新聞はウソで塗り固められるに至っているわけです.

だから・・・

「ウソ・詐欺を許してはならない」というルールを,言論や報道では,徹底しなければならないのですが....そういうルールや風潮は,我が国からおおよそ消え去りつつあるのだなぁ...ということを,今回の記事への反応を拝見していて,改めて感じた次第です.

平等にしなければならないのは,異なる意見の「文章量」や「時間」ではありません.「ウソを許さないという態度」そのものを,全ての意見に対して「平等」にせねばならないのです.


日本国家が繁栄し,日本国民が豊かになるためには,「過激な改革は避けるべき」だし,「過剰なグローバル化を避けること」も必要だし,「デフレを終わらせるべき」だし,デフレを終わらせるには「過剰な緊縮路線」や「過剰な金融政策依拠」は愚かの極みである――と筆者は考えています.

「日本国家が繁栄し,日本国民が豊かになる」ことを誠実に目的とする人々が,誠実な議論を重ねれば,(微細な戦略論はさておき)上記の筆者の基本的な方針と大きく意見が異なることなど,ほとんどないのではないか...と感じています.

しかし,それでも多様な意見がこの国には存在しているのが実態です.

当初筆者は,そうした意見の相違は,熟慮や熟議が不足しているためであり,熟慮や熟議を重ねていれば,そうした意見の相違は,完全消滅とまではいかないまでも,徐々に小さくなっていうに違いない―――という(いまから思えば)すこぶるナイーブなイメージを持っていました.

しかし,2010年ごろから意図的に「意見を公言」する「言論」を展開し始めてから,そうしたイメージは徐々に薄らいでいきました.

そして,本年の都構想の住民投票や大阪ダブル選挙の言論戦を経験し,そうしたイメージは,より決定的に崩壊するに至りました.

無論,今日においてすら,熟慮や熟議を通して徐々に意見を精緻化させていったり,それとはまったく真逆に(君子豹変すの如くの)意見転換をしたりする方々が,この世に多数おられることは間違いありません(無論,筆者は常にそういう振る舞いが出来ているかを常に自問せねばならない――と考えています).しかし,そういう人々はむしろ,少数なのだ,というイメージを持つに至っているわけです.

では,そうした少数の人々以外の大多数の人々は,一体どういう趣旨で意見を口にしたり,言論を展開しているのかと言えば―――彼らは要するに「日本国家が繁栄し,日本国民が豊かになる」ことを目的としてはい「ない」のです(!).

無論,日本の国政について意見する以上,「日本国家が繁栄し,日本国民が豊かになる」ことを目的としているのだ,ということにしなければならないことは誰もが理解しています.したがって,それを問えば誰もが「日本国家が繁栄し,日本国民が豊かになることを目的にして,自分の意見を吐いているのだ」とも公言します.

しかし,それがウソ,なのです.

しかし,この手の「ウソ」を吐くのは,何も現代日本における特殊な現象ではなく,人類において広く普遍的にみられる現象です.

なぜなら現代社会では,実に多くの人々が社会学者マートンが指摘した

  『目標の転移』(goal-displacement)

を起こしてしまっているからです.

「目標の転移」というのは,単に「手段」にしか過ぎないことを「目的」であるかのように勘違いしてしまう現象です.

例えば,国益を最大化するための手段にしか過ぎない「緊縮財政」を「目的」であると勘違いし,国益を棄損してまで緊縮財政を達成しようとする人が,日本のエリート層にも一般国民の中にも大量に混入しています.

同様に,経済を活性化するための手段に過ぎない「改革」を,「目的」であると勘違いし,国益を棄損してまで改革しようとする夥しい数の人々が日本のエリート階級を含むあらゆる階層に生息しています.

この様に,実に多くの人々が愚かなことに,国益を最大化するための「手段」に過ぎないグローバル化やリフレ政策や統治機構改革等を「目的」だと勘違いし,血道をあげて国家的破壊を繰り広げているのが,我が国の実情です.

実に嘆かわしいことでありますが,人類は,「大脳が大きくなりすぎ,野生動物の様に『本能通り』に生きて行くことが出来なくなった錯乱したサル」(ホモ・ディメンス)である以上,(素晴らしい芸術作品を創出し,協力しあってどんな種でも達成できないような繁栄を築き上げることができるのみならず)こういう愚かな集団自殺行為をも図り得る存在でもあるのです―――.

・・・

ただし,今回の大阪都構想や大阪ダブル選を通して,より明確に学んだのは,こういう『目標の転移』とは異なる形で「ウソ」をつく人々の存在です.

彼らは,「日本国家が繁栄し,日本国民が豊かになる」ことを目標として,その目標が転移して,より矮小なつまらない目標のために働く「善意の人々」なのでは決してありません.彼らは,端から日本国家の繁栄も,日本国民の豊かさも眼中にない,確信犯の「悪意の輩」です.

彼らが政治に関わればもちろん,「日本国家が繁栄し,日本国民が豊かになる」ことを目標としていると口にはします.

しかし,それこそが完全に,悪意を持ったウソ,なのです.

彼らが政治に関わるのは,政治に関われば,政治以外では手にすることができない「名誉」や「権力」を手に入れることができるからです.

そんな「名誉」や「権力」を手に入れることを究極目的として,政治に関わるのですから,彼らは平気でウソをつくのです.だから,何の心理的抵抗感もなく,「日本国家が繁栄し,日本国民が豊かになる」ことを目標としているといウソを,いとも容易くつけるわけです.

適菜収氏は,彼らの事を,詐欺師のような政治家ではなく,詐欺師が政治をやっているのです,と端的に表現しています.

多くの日本国民は,こういう「確信犯のうそつき」「政治をやっている詐欺師」がまさか存在するはずはないだろう―――と感じているに違いありません.

事実,日本の政治制度は,詐欺師が政治家をやるリスクというものを織り込んで作られてはいません.これは,これまでの日本人は,そんな悪人が政治に参加することはないだろうという認識を共有してきたからです.

しかし,21世紀の今,事態は完全に,かつての日本人が想定していなかった状況に至っています.「名誉」や「権力」を手に入れることだけを目的として,あらゆるウソと詭弁を弄する輩が民主主義のプロセスを経て公的権力を手に入れる事態に至っているのです.

――これが,大阪ダブル選挙と大阪都構想住民投票の言論戦を経て,筆者がたどり着いた確信です.

(※ そもそも,それを主導したのは,「政治家を志すっちゅうのは、権力欲、名誉欲の最高峰だよ。その後に、国民のため、お国のためがついてくる。自分の権力欲、名誉欲を達成する手段として、嫌々国民のため、お国のために奉仕しなければならない訳よ!」と公言してはばからない人物です)

端的に申し上げまして,筆者は主にこれまで,「目標の転移」を起こしている大量の現代人が織りなす不条理な政治をなんとか軌道修正できないだろうか,と考えてまいりました.無論,それすら大変に困難な作業だったのですが,今や,明確な悪意を持った「詐欺師」が巧みにコーディネートしながら,そうした「目標の転移を起こした人々」を上手に道具の様に「活用」して出来上がる全体主義現象と対峙せざるを得なくなったわけです.

これは,相当にやっかいな問題です―――.

しかし,この非常事態を理解している人々は,今のところ極めて限られているように思われます.
しかし,どれだけの人々がそれに気づいていようがいなかろうが,事態はすでにここに至っている,というのが実態です.

「目標の転移」が生じているだけでも国家的棄損が進む中,明確な「悪意」がそれを主導したとすれば,その破壊はこれまでとは異なる超絶なスピードで進行することは避けられません.

これから何ができるのか――心あるすべての日本人一人一人に,それが問われています.

そうした問いかけに一人でも多くの心ある日本国民が考え,行動を起こされんことを――筆者のこの懸念が杞憂に過ぎぬことを心から祈念しつつ――本稿を終えたいと思います.

PS
この問題を正面から考えてみたい方は,是非下記をご一読ください.
・ブラック・デモクラシー:民主主義の罠


・デモクラシーの毒 


・凡庸と言う悪魔:21世紀の全体主義 


(ご覧いただき、ありがとうございます!)
藤井聡教授イベント


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平成28年7月30日鳥取
 


関西ローカルの夕方の報道番組
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毎週金曜日コメンテーターにて登壇予定 


藤井聡教授書籍
発売日2016年5月

国土学
書評

発売日2015年10月

デモクラシーの毒
中野剛志書評

発売日2015年7月

モビリティをマネジメントする
参考



超インフラ論

発売日2015年04月

<凡庸>という悪魔
書評①
書評②
書評③

発売日2014年07月

築土構木の思想
参考動画


発売日2014年06月

グローバリズムが世界を滅ぼす

発売日2014年05月


政(まつりごと)の哲学
「はじめに」より

発売日2014年01月

大衆社会の処方箋
柴山桂太氏書評
参考動画
参考記事
参考記事

発売日2013年12月

巨大地震Xデー
あとがき


発売日2013年08月

新幹線とナショナリズム
参考記事
はじめに&目次

発売日2013年06月

強靭化の思想
強い国日本を目指して
正論インタビュー
参考記事
簡単な紹介
参考記事

発売日2013年06月

レジリエンス・ジャパン
日本強靭化構想

読者レビュー


発売日2013年06月

経済レジリエンス宣言
はしがき


維新・改革の正体
-日本をダメにした真犯人を捜せ-

中野剛志氏書評
参考記事


日本破滅論
~おわりに~


コンプライアンスが日本を潰す
新自由主義との攻防

“はじめに”と“おわりに”
読者からレビュー


プラグマティズムの作法
日本が救われる有効シナリオ
トークイベント動画
中野剛志氏推薦文


救国のレジリエンス
動画「救国のレジリエンスとは何か?」
富国強靭


列島強靭化論
佐伯啓思氏書評


公共事業が日本を救う
中野剛志氏書評
今こそ、公共事業で巨大地震に立ち向かうべし
著者が語る
山梨のトンネル崩落事故
デフレの今こそ大規模な公共事業を


正々堂々と
「公共事業の雇用創出効果」を論ぜよ 
~人のためにこそコンクリートを~

西部邁氏寄稿『藤井君の思慮ある勇気』



なぜ正直者は得をするのか
参考記事


文明の宿命

参考記事


土木計画学
参考記事


社会的ジレンマの処方箋


代表的日本人
内村鑑三著

藤井聡教授の愛読書

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