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【藤井聡】「維新八策」が心配な理由

藤井聡教授FBよりシェア

当方のトシシタの橋下が当方についてツブヤイテいる。。。とコメントいただきました。で、その「ツブヤキ」を、拝見したとき、あまりのアホさ加減に「ぷっ」と吹き出してしまったのですが、当方の脳裏を一瞬よぎった事を、文章にまとめさせていただきました(笑)。

全くもって、「♪ ろくなもんじゃねぇ~~~~」なお話ですがご関心の方は、ご覧ください....



「維新八策」が心配な理由

FROM 藤井聡@京都大学


橋下率いる日本維新の会が公表した「維新八策」が、
もうメチャクチャな内容であることは、
既によくご存じ方は多いと思います。

とにかく、規制やルールを無くして、
教育も保険も医療も自由化して、
経済的な国境も無くして、
「新自由主義」的な政策をやりまくって、
一握りの資本家と大企業が暴れまくって、
大多数の中小企業と弱者が食い物にされまくるニューワールドを
でっち上げようとするのが、「維新八策」というものです。

ってなことを当方、あちこちで発信しているからか…….
(http://www.choujintairiku.com/fujii11.html)※1

とある方から橋下氏が当方について、
次のようにツブヤいていることを教えてもらいました。

彼のツイートに、

「維新八策を批判してる、藤井聡教授と是非、政策論争してください。」

というメッセージがあったそうなのですが、それに対して、
彼は次のように「つぶやいて」います。


「僕の考えと真反対ですから、その政策論争は有権者の皆さんに
見て頂きたいですね。 機会がありましたら是非やりたいです」
https://twitter.com/t_ishin/status/259833353514127360

率直に言って・・・なんという思い上がりでしょう(!?).
馬鹿も休み休みにして頂かないと困ります。

そもそも「僕の考えと真反対」ってあーた、
なんだかご自分に「考え」なんて立派なものが
あるかのようなご発言ですが、
これは明瞭な「ウソ」であります。

「僕の考え」なんてきちんとした代物が、
彼の頭の中にあるはずはありません。

彼の政治活動の原動力の全ては、
名誉欲と権力欲です。

これは、小生の邪推ではありません。

ご本人がそう、おっしゃっているのです。

彼は、彼の自著『まっとう勝負』という書籍の中で、こう言っています。

「政治家を志すっちゅうのは、
権力欲、名誉欲の最高峰だよ。」
「自分の権力欲、名誉欲を達成する手段として、
嫌々国民のため、お国のために奉仕しなければならないわけよ」
「別に政治家を志す動機付けが権力欲、
名誉欲でもいいじゃないか!」
「ウソをつけないヤツは政治家と弁護士になれないよ!
嘘つきは政治家と弁護士のはじまりなのっ!」

心ある日本国民は“橋下維新”を徹底的に警戒すべし
をご参照下さい)

つまり、彼自身が声高に叫んでいるように、
彼の政治上の発言は全て、
名誉欲と権力欲を満たすための「手段」なのです。

だから、「維新八策」なんて
「名誉欲と権力欲のための道具」
以外の何ものでもありません。

そんな「名誉欲と権力欲のための道具」は
「僕の考え」
であるわけはなく、
「名誉欲と権力欲のための“ウソ”」
でしかないのであります。

・・・・

とはいえまぁ、
その橋下の“考え”だか“道具”だか“ウソ”だか
なんだかわかんない代物が、
彼が仰るように、仮に、
小生の考えの「真反対」だったとしましょう。

そもそも、小生の「考え」は「列島強靭化論」ですから、
それってひょっとして、「列島脆弱化論」なんでしょうか??

ってことは、
「機会がありましたら是非やりたいです」
なんて彼が宣っている政策論争って、
列島「強靭化」論 vs 列島「脆弱化」論
っていう代物なわけですね???

なんで、そんな下らない論争をやらんといかんのか、
小生にはさっぱり分かりません。

・・・・

何にしても、
橋下氏が「是非やりたい」と宣う「政策論争」ですが、
そんなものは、百パー無理です。

そもそも、相手は
「名誉欲・権力欲のためにウソを付く輩」なわけです。
で、「欲しいモノのためにウソをツク」ってのは、
論理構造から言やぁそれって明確に
「詐欺」
ってことになります.
で、「詐欺師」と「論争」なんて、
できるわきゃぁないのであります.

「オレオレ詐欺」で電話してきた輩と、
誰がどうやったら「論争」できると言うのでしょう?
そんなもの、百パーどころが、
2万パーセント(!)無理であります。

もういい加減これ以上こんな下らない事を話すのは
止めにしたいところですが、
まぁ、念のため、
「論争をふっかけてきたオレオレ詐欺師」なる、
メッチャクチャな輩の電話を、
小生が取っちゃった場合を考えましょう。

もちろん、小生は、
「なんで僕が“詐欺師”と“論争”しなきゃいけないんすかぁ?
もう切りますよぉ」
と言うわけですが、そんな事言うと、詐欺師はきっとこう言うでしょう。

「オレだよオレ、オレはオレオレ詐欺師じゃねぇっていってんだよぉ!」
「ははぁん、おめぇ、オレの論争から逃げてぇのかぁっ?」
「おめぇ、オレが怖ぇんだろぉ?」
「皆さぁん、コイツ逃げたんすよぉ。
コイツ、負けたんっすよぉぉぉ!」
「皆さぁぁぁん、
コイツの言うことはもう無視しましょぉねぇぇっ!!」

まぁ、当たり前ですが、小生は、

「何わけ分かんない事言ってんだオマエ、切るからな。ブチッ」

....ということで、詐欺師の寝言….もとい、
橋下のツブヤキは、ぶちギッテ、
小生は日々、列島を強靱化するための政策を、あれこれ考え、
心ある人々と誠意有る「政策論争」を重ねつつ、
それを国民の皆様に訴えて参りたいと思います。

....とはいえ....
詐欺師と戦うリングがこの世に無いわけではありません。

それは例えば....

1.元FMWの大仁田厚先生に
電流爆破デスマッチの機具をお借りして、
2.そのミニ爆弾を、
リングに上がる両者の体に装着すると共に
3.「ウソ発見器」を両者に装着して、
4.ウソをついたらすぐに
そのミニ爆弾が爆発する

なんていう大がかりな、
「ウソ発見器ツキ電流爆破デスマッチ」の
リングを作っちゃうわけです

とはいえ、わざわざ大仁田先生のお手を煩わせずとも、
司法的に言うなら詐欺師を審理する裁判所や
立法的に言うなら国賊を喚問する国会の証人喚問なんかは、
そういうリングとまったく同じ構造ですが(笑)。

・・・・が、何にしても、
ウソツキさんならそんなリング、
上がったって、何も得しないし、
怖くってしょうがないでしょうから、
絶対、出てこないでしょうけどね。

ってことで、そこでつぶやいてるオレオレ詐欺師さん!

もう電話….

「♪ かけて くんじゃ ねぇ~~~~
ぴぃぴぃぴぃ、ぴぃぴぃぴぃぃ・・・・♪ 」



.....ってことで!!



PS
藤井聡の新刊が発売になります。
日本をダメにした真犯人は誰か?
その正体がわかります。

維新・改革の正体


以下、amazonの内容紹介より。

「リセット」とか「ぶっ壊す」とか胡散臭いと
思った人の直感は正しい

なぜ日本は1997年から成長できなくなったのか。
「改革」は誰を利するのか。利したのか。

国土計画、マクロ経済政策、新幹線整備……
日本のど真ん中で経済成長を牽引した
各界の権威の証言を引きながら
「改革」の真実と「日本弱体化」の構図を明らかにする。

http://www.mitsuhashitakaaki.net/2012/10/30/fujii-15/

※1
超人大陸 H24/09/17「列島強靭化論」第11話
「維新八策を大胆採点!! 橋下氏の国家観によって我々が迎える未来とは」





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【藤井聡】「日本を変えるな。独立せよ」

藤井聡教授FBよりシェア

既に購読された方もおられるかもしれませんが、今月号の「言志」のご紹介です。今月号は、「何が日本を変えるのか」という特集でありましたが、当方からは....

『日本を変えるな。独立せよ。』

という原稿を寄稿いたしました。一部抜粋いたしますと
....『日本の先人たちは、今日の維新や改革を叫ぶ人々が言うように「日本を変える」という明確な意図をもっていたのであろうか。
....筆者は、どうしてもそのようには思えない。年号を変えた天皇は、確かに状況を変えようとしたのだろう。
しかし、その時に「日本を変えよう」という明確な意図があったというよりはむしろ、これまでと同じように人々が暮らしていける日本を、そのまま変えずに続けるために、年号を変えようとしたのではなかっただろか。
.....では、「日本を変える」と意図する人物がいなかったのかといえば──決してそうではない。その代表的な存在が、敗戦直後の日本を統治したGHQだ。....「維新や改革で日本を変えよう!」という発想や言説はいずれも、この「戦後レジーム」の申し子そのものなのだ。』

(※ 中野さん、西部先生達の原稿もガッツリ掲載されています!)



(今号のコラム)
何が日本を変えるのか
敵は「セイの法則」 三橋貴明
「尖閣」は日本を変えうるか?  葛城奈海
「安倍自民党総裁」は日本を変えうるか? 倉山満
「決める政治」は日本を変えうるか 柴山桂太
「普通の人」は日本を変えうるか? 佐藤健志
日本に必要なのはシンゾウとカンゾウだ。 中野剛志
中国韓国との対立は日本をどう変えるのか 渡邉哲也
大阪は日本を変えうるか?――同和中毒都市からの脱却と非中央としての大阪 古谷経衡
「維新の会」が金融軽視なら日本経済は救われない 上念司
ハト派似非リベラリスト、日本の男(?)列伝! 徴兵制導入は日本を変えるか 大高未貴
神道は日本を変えられるか 山村明義
あなたの心は日本を変えうるか 坂東忠信
歴史認識は日本を変えうるか? 西村幸祐
日本の外交と経済は「尖閣問題」を前に変革を迫られている 東谷暁
日本を変えるな。独立せよ。 藤井聡
日本を変えるのは西郷隆盛の精神である クライン孝子
「東條・マッカーサー史観」で日本を変えよう 渡部昇一
維新八策が日本を変えうるはずがない 西部邁
教育は日本を変へうるか 小堀桂一郎
日本よ、無法国家中国に備えて変われ――尖閣危機は中国の対日侵略の一里塚である 西尾幹二

【藤井聡】動画 「B/Cに騙されるな、常識で考えろ!」

藤井聡教授FBよりシェア

今月の「超人大陸」の動画が配信されました。今回のテーマは、
 「B/Cに騙されるな、常識で考えろ!」
です。強靭化が進められる様になれば、
間違いなく強靭化対策の「仕分け」がこれから始まるようになるでしょう。
そのときのための「予防接種」として、是非、下記ご覧ください。
(一部音声が乱れているようですが、最後までご覧頂けます)

短目の動画ですし、重要な内容(B/C批判の文脈の中で、
「公共投資にどんな効果があるのか」を包括的に論じています!)
ですから、是非、いろんな方に拡散していただけますと幸いです。








【藤井聡】「日本経済」が「強靭」なのは、自己完結型の政府借金システムだから

藤井聡教授FBよりシェア

(英文の和訳なので少々読みずらいところもありますが)、
とてもよい、極めて真っ当な経済コラムです。

「日本経済」が、いろんなショックに対して「強靭」(レジリエント)なのは、
「政府は、外国からでなく、国民からオカネを借りる、
自己完結型の政府借金システムをつくっているからだ」という考察です。

まさにおっしゃるとおりです。



10月24日(ブルームバーグ):

米国民は近く、金を借りる相手を中国から日本に戻すかもしれない。

日本は長い間、米国に対する最大の貸し手だった。2008年9月に中国が日本に代わって外国勢として最大の米国債保有国になった。ワシントンでは、野心満々の共産主義大国よりは友好的な民主国家の方が債権者としてまだましだと考える大勢の人々が懸念を抱いた。その一人である共和党大統領候補のミット・ロムニー氏は、米国が中国に借りをつくり過ぎていると主張している。
ただ、「中国から金を借りない」というロムニー氏の公約は近く、意味を失うかもしれない。日本の米国債保有高は現在1兆1200億ドル(約89兆円)、中国は1兆1500億ドルだが、日本の購入は着実に増えている一方で、中国の保有高は2011年半ば以来10%余り減少しているからだ。
しかし、誰が米国債を保有しているかは実は問題ではない。本当の問題は米国のような経済大国が借り入れの半分以上を海外に頼っていていいのかということだ。米国債を国内で保有してくれる投資家ベースを開拓するべきではないか。つまり、もっと日本のようになるべきではないか。
東京に本社を置くロジャーズ・インベストメント・アドバイザーズのエド・ロジャーズ最高経営責任者(CEO)は、「人々は反射的に日本をたたく。あらゆるケースについて、まねしてはならないものの例として日本を挙げる」が、「ちょっと待てと言いたい。債務のこと一つをとってもそうだ」と言う。

日本式

国債を国内でのみ保有するという考えは自由市場の原理主義者からは怒られそうだし、実現も簡単ではないだろう。国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が言うように、金融のグローバル化の流れを反転させるのは「何十億という人々にフェイスブックを使うなと言うようなもの」だからだ。とは言え、米国にとって日本式借金の仕方に利点があるかどうかは検討に値する。
エコノミストのリチャード・ダンカン氏は今年出版した著書「TheNew Depression(仮訳:新たな恐慌)」で、成長を取り戻し、競争力を高めてエネルギーの対外依存をなくすため、フランクリン・D・ルーズベルト元米大統領のようなニュー・ディール政策を提言した。そのために企業のバランスシート上に眠っている民間部門の膨大な現金を利用する。米企業が自分たちの未来の利益のために投資していると考えれば、米国債を買うことを嫌がりはしないだろう。
「Japanization(日本化)」ほどエコノミストの心に恐怖を呼び起こす言葉はない。長期低迷、デフレ、さらに国際的地位低下への恐怖は、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長やドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁ら世界の中銀当局者を大量流動性供給へと駆り立てている。日本がたどった失われた10年のシナリオを避けるためだ。

政治的支離滅裂

日本化の際立った特徴の1つが、首相と財務相の頻繁な交代だ。このため日本の金融システム全体の問題に対する対処が進まない。
この政治的な支離滅裂に、円安に依存した輸出主導経済という問題が加わる。代表的な日本企業は円安へ依存が余りにも大きいため、この追い風がなくなったときの惨状は極めてひどい。シャープとソニーとパナソニックは昨年、合わせて200億ドル以上の損失を出した。円高で海外の売り上げが打撃を受けたことが一因だ。何十年もの間、これらの優良企業は日本の繁栄のために中心的な役割を担ってきた。米国にとってのデトロイトの自動車産業と同じだ。しかし今やこれらの企業の苦境が日本の産業空洞化を加速させている。
しかし、欧米諸国の多くが日本になれたら、日本のようなやり方ができたら、どんなに幸運かという点にはほとんど目が向けられていない。確かに、20年にわたる低成長とデフレは何兆ドルもの富を消失させたし、多くの銀行を支払い不能のゾンビ銀行にした。日経平均株価 は最高を記録した1989年の4分の1だ。
信じられない落ち着き
しかし、その間日本は一度も崩壊の危機のようなものに直面したことはない。犯罪が急増することもなく、ホームレスの数が爆発的に増えることもない。米国のリセッション(景気後退)ほど大量に雇用が失われることもなかった。パートタイムの雇用が増えたり、女性の就労機会が減ったり、新卒者が厳しい就職戦線に直面したりという調整はあったにしてもだ。
さらに、昨年の大震災後の信じられないほどの落ち着きも忘れてはならない。米国で2005年のハリケーン「カトリーナ」の後に起こったような暴動も略奪も起こらなかった。米アップルなどへのサプライチェーンの乱れも短期間で解決された。原子力発電所が全て稼働を停止したにもかかわらず、停電は頻繁かつ大規模には起きなかった。こうしたことのできる国が一体幾つあるだろうか。
日本を1つにまとめている「接着剤」は、国内勢による国債の保有だ。国債発行残高の90%以上を国内勢が保有しているからこそ、世界最大の公的債務を抱えながら10年債利回りがわずか0.78%で済んでいる。このため、格付け会社にジャンク級に突き落とされることもない。日本が次のギリシャになると思っている空売り筋が利益を上げることは決してない。

自己完結型システム

この自己完結型のシステムが、日本にいざとなった場合の逃げ道を与えている。デフォルト(債務不履行)の縁に追い詰められたら、国民と国内企業から債務減免を受ければよいのだ。もちろん、そんなことは日本政府にとって考えられない話だが、これが他の国にはないオプションであることは明白だ。
中国から金を借り過ぎるのは米国のためにならないというロムニー氏は正しい。しかし日本から借りるもの同じだ。米国は恐らく、国内で借りることを考えることになるだろう。債務は決して、一国の最大の輸出品であるべきではない。(ウィリアム・ペセック)
(ウィリアム・ペセック 氏はブルームバーグ・ビューのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MCCQ2N6KLVS501.html


【藤井聡】維新八策に仕掛けられた「パック効果」の罠

藤井聡教授FBよりシェア

先週、ゲンダイさんに投稿した連載記事です。
認知心理学で言われる「パック効果」というシンプルな効果を紹介しつつ、
「維新八策の恐ろしさ」が過小評価されている、
恐ろしくも愚かしい背景をお話しています。



日本経済の「虚」と「実」~新聞報道に騙されるな!~⑯
維新八策に仕掛けられた「パック効果」の罠


京都大学大学院教授 藤井聡

 認知心理学では,「パック効果」というものの存在が知られている.
 ある人物に嫌いなものAを見せ,これを避けるのにいくら払いうかと聞くと「一万円」と答えたとしよう.続けて,別の嫌いなものBを見せた時に同じく「一万円」と答えたとしよう.
 この時,AとBを同時に見せて「AとBを避けるのにどれだけ払いますか?」と聞いたら,彼はいくらと答えるだろう?本来なら,一万円と一万円の合計の「二万円」と答えるはずだ.しかし多くの人々はそう答えない.「まとめて」提示されれば,例えば一万三千円,場合によっては八千円等と答えてしまうのである.これが「パック効果」と呼ばれるもので,「一纏め」にされた時の心的インパクトは激しく薄められ,別々に提示された時の心的インパクトの合計よりも遙かに小さくなるのである.
 意図的か否かは別として,橋下氏がこの度公表した,あらゆる施策をパッケージ化した「維新八策」は,明確にこの「パック効果」を活用するものとなっている.
 その代表が「TPP」だ.
 TPPと言えば昨年国論を二分した大問題だ.TPPに加入すれば世界最大の経済大国アメリカの超大企業が日本のあらゆる市場に進出し,数多くの中小企業が潰れ,今日の不況がより決定的に進行し,多くの国民が激しい格差社会に叩き落とされる.加えて,食や医療の安全安心も蝕まれ国民皆保険も崩壊する.こうしたリアルな危惧意識の下,国民の概ね半数が「反対」を表明しているのがTPPだ.
 だから合理的に考えるなら,TPPの推進を明瞭に謳い上げている維新八策に対して,少なくとも国民の約半分を占めるTPP反対者は全員「反対すべき」なのだ.
 しかし八策の中にTPPがパックされた事で,TPPに対する反発が一気に薄められている.結果,国民は維新八策に対して,TPPに差し向けた程の強い反発を一切差し向けてはいない.
 何と愚かしい話なのだろう.
 もちろんパック効果の存在は,人間の愚かしさを証明するものではある.しかし「政治」とは本来,そんな人間
が持つ本来的な愚かしさを乗り越えるために存在するものではなかったのか.
 今一度,我々はそうした当たり前の事を思い起こさねばならない.さもなければ,維新八策によって我が国は取り返しの付かぬ巨大な国益毀損を被ることは,残念ながら火を見るよりも明らかなのだ.

日刊ゲンダイ,2012.10.19
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/index.php/b4/job/213

(ご覧いただき、ありがとうございます!)
藤井聡教授イベント


講演「山陰新幹線の早期実現と北陸新幹線」
平成28年7月30日鳥取
 


関西ローカルの夕方の報道番組
夕方LIVEワンダー
(午後3時50分~午後7時)
毎週金曜日コメンテーターにて登壇予定 


藤井聡教授書籍
「プライマリー・バランス亡国論」
その7つの理由


「プライマリー・バランス亡国論」
三橋貴明氏の紹介文


発売日2016年5月

国土学
書評

発売日2015年10月

デモクラシーの毒
中野剛志書評

発売日2015年7月

モビリティをマネジメントする
参考



超インフラ論

発売日2015年04月

<凡庸>という悪魔
書評①
書評②
書評③

発売日2014年07月

築土構木の思想
参考動画


発売日2014年06月

グローバリズムが世界を滅ぼす

発売日2014年05月


政(まつりごと)の哲学
「はじめに」より

発売日2014年01月

大衆社会の処方箋
柴山桂太氏書評
参考動画
参考記事
参考記事

発売日2013年12月

巨大地震Xデー
あとがき


発売日2013年08月

新幹線とナショナリズム
参考記事
はじめに&目次

発売日2013年06月

強靭化の思想
強い国日本を目指して
正論インタビュー
参考記事
簡単な紹介
参考記事

発売日2013年06月

レジリエンス・ジャパン
日本強靭化構想

読者レビュー


発売日2013年06月

経済レジリエンス宣言
はしがき


維新・改革の正体
-日本をダメにした真犯人を捜せ-

中野剛志氏書評
参考記事


日本破滅論
~おわりに~


コンプライアンスが日本を潰す
新自由主義との攻防

“はじめに”と“おわりに”
読者からレビュー


プラグマティズムの作法
日本が救われる有効シナリオ
トークイベント動画
中野剛志氏推薦文


救国のレジリエンス
動画「救国のレジリエンスとは何か?」
富国強靭


列島強靭化論
佐伯啓思氏書評


公共事業が日本を救う
中野剛志氏書評
今こそ、公共事業で巨大地震に立ち向かうべし
著者が語る
山梨のトンネル崩落事故
デフレの今こそ大規模な公共事業を


正々堂々と
「公共事業の雇用創出効果」を論ぜよ 
~人のためにこそコンクリートを~

西部邁氏寄稿『藤井君の思慮ある勇気』



なぜ正直者は得をするのか
参考記事


文明の宿命

参考記事


土木計画学
参考記事


社会的ジレンマの処方箋


代表的日本人
内村鑑三著

藤井聡教授の愛読書

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