スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【藤井聡】学校教育での「防災まちづくり・くにづくり学習」に、ご協力を!

-藤井聡教授FBよりシェア-

今朝のメルマガです。過日皆様にご協力、お願いしました「防災まちづくり・くにづくり学習」について、あらためて取り上げました。

ご紹介まで!



学校教育での「防災まちづくり・くにづくり学習」に、ご協力を!

都会に住んでいるとついつい忘れがちですが、私たちは、「自然」の中に生きています。

この自然では、雨も降れば、風も吹き、すべてのモノは朽ち、すべての生き物は常に「死んでしまう危機」に、刹那刹那に直面しながら生きています。

私達もまた、それと何も変わりません。天井が落ちてきたり、水に流されたりすれば、瞬くまでに誰もがその命を失ってしまいます。

でも、普段の私たちの社会の中では「死ぬ」ことは、大そう、珍しいことです。

一旦友達や知り合いになった人々は、今日から一年後になってもまだ、そのほとんどが死んではいません。ましてや、小中学生になれば、クラスの友達が死ぬということは、めったにあることではありません。

だから、私たちは、「死んでしまう危機」というものが、そもそも存在していることを、あらかた忘れ去ってしまっています。

だから私たちは、ついつい、「大自然の中に生きている、一つの生き物なのだ」という、当たり前の事を忘れてしまいます。

(そしてそのせいで、人々は「非本来的」な「大衆人」となり、文明の「野蛮化」が今日過激に推進してしまっているのですが....そのあたりは、例えばこちらを↓)



。。。。

ではなぜ、私達の周りから「死んでしまう危機」が、あらかた消え去ってしまったかのように「見える」のでしょうか。

それはすなわち、私たちが一生懸命、何百年、何千年という時間を使って、この危険だらけの大自然の中に「わたしたちの住み処」作り上げてきたから、です。

この大自然の中に、「わたしたちの住み処」を作り上げる───そんな営為を、私達日本人は、「築土構木」、つまり「土木」と呼びました。

つまり、わたしたちはこの「築土構木」「土木」の営為によって、死の影をあらかた目の前から追い払うことに成功したのです。

ですが、だからといって、「大自然の中に生きている、一つの生き物なのだ」という事を忘れるのは、決して「必然」ではありません。

私たちの「住み処」の外側には荒涼たる大自然が広がっており、かつ、その「住み処」は、わたしたちの意志の力で作り上げ、不断の努力でもって維持しつづけているものなのだ───という事を、当たり前のように「理解」しているのなら、私たちは「大自然の中に生きている」ことも、「一つの生き物である」という事も、忘れることはないでしょう。

それはちょうど、深い海の底で超絶な水圧に耐える潜水艦の乗組員は、仮にその中の暮らしがどれだけ快適でも、誰も皆、自分自身が死と隣合わせであることを片時も忘れないことと同じです。

かくして私達が、「大自然の中に生きている、一つの生き物なのだ」という当たり前の認識を失ったのは(そして「それ故」に、現代人がここまで野蛮化し、災害に脆弱になってしまったのは)、「築土構木」「土木」の営為によって安全になったから、というよりもむしろ、多くの人々が、「築土構木」「土木」の営為が延々と続けられているのだ、ということを「忘れて」しまったからなのです。

──そんなことを、中野剛志さんや三橋貴明さん、柴山佳太さん、大石久和さん、青木俊樹さんたちと語り合ったのが、『築土構木の思想』です。



ただし、こんな「大自然の中に生きている、一つの生き物なのだ」という当たり前のこと、そして、それを思い起こすために必須である「土木の視点」を知っておくべきなのは、『築土構木の思想』をお読みいただける様な、あるいは、本メルマガ読者の様な「大人」だけではありません。

「子供たち」もまた、そうした視点を、当たり前のように持っておくことは、真っ当な大人になる上で極めて重要であることは論をまちません

では、今、それが、学校教育で十分に教えられてきているのかと言えば….残念ながら、そうではありません。

かくして、筆者は、

『子供達に今一番足りないのは、「土木の視点」なのではないか?』

と、深く認識している次第です。

(詳しくは下記をご参照ください
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/cvilandeducation/concept.html
あるいはさらにご関心の方は、下記論文をご参照ください。
http://www.jsce.or.jp/library/open/proc/maglist2/02504/2010/02-0039.pdf )

そんな思いから、教育学会の先生方と共同で、毎年、

『土木と学校教育フォーラム』

なる小さな会合を、過去数年間、毎年行ってまいりました。

そして、第6回にあたる今年のテーマは、

『防災まちづくり・くにづくり学習』
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/cvilandeducation/index.html

例えば過日、防災教育で著名な片田先生と….
(→ 前回の対談の様子はこちら http://www.youtube.com/watch?v=bhzkqdpZfVU)
ある新聞社の企画で対談したのですが、その中でも、『防災まちづくり・くにづくり学習』の必要性を改めて深く認識いたしました。

今、さかんに「防災教育」が行われているのですが、「避難」を教える事で精一杯で、あらゆる災害に満ち満ちているこの大自然の中で「まちづくり」「くにづくり」をどのように進めればいいのか──という視点が、子供たちに十分に教えられていない、ということ、そして、それが、今日の防災教育(ひいては、今日の学校教育と、日本社会そのものの)の、

『巨大な課題』

となっているという事、を互いに確認しあった次第です。

そんな思いから、今年は、夏休み最後の日曜日であります8月31日に、東京の四谷
http://www.jsce.or.jp/contact/map.shtml
にて、『防災まちづくり・くにづくり学習』のフォーラムを開催いたします。

当日は、まずは当方から、

「「防災まちづくり・くにづくり学習」について
~実社会での防災・強靭化の「いま」と、その学校教育~」

のお話を差し上げた上で、仙台や女川、高知の小中学校の「防災や復興まちづくり」の事例報告や、教育学の先生方からの「防災まちづくり・くにづくり」についてのご講演をいただきます。

最後に、当方がとりまとめつつ、文科省の防災教育担当者、和歌山県で津波防災まちづくりを実践している学校の先生にご登壇いただくパネルディスカッションを行います。

(詳しくはこちら→
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/cvilandeducation/programforum6.html

強くたくましい国民をつくりあげ、強靭でしなやかな「まち」と「くに」を作り上げるためにも、当方としましては、一人でも多くの小中学校、高校の先生方にご参加いただきたいと考えております。

ついては、本メルマガ読者の中で、学校の先生方がおられましたら、是非、ご参加いただけますと幸いです!

先生以外の方でも、もし、「学校の先生の知り合いがいる」という方がおられましたら、是非、本情報、転送等、ご紹介差し上げていただけると助かります!!

(なお、プログラムの詳細、参加方法は、下記HPをご参照ください。
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/cvilandeducation/index.html
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/cvilandeducation/programforum6.html
もちろん、当日参加も申し受ける予定ですし、また一般の方々でもご参加いただけます)。

また、当日の議論の成果は、何らかの形で書籍にしたり、政府・文科省を中心に、教育現場における防災教育に様々な形で反映して参りたいと考えています。

つきましては皆様、是非とも、ご協力の程、よろしくお願いいたします!

PS
当日は、「3・11くしの歯作戦体験」も、下記の深松さんから直接お話いただく予定です!

https://www.facebook.com/Prof.Satoshi.FUJII/posts/542401339194147
関連記事
(ご覧いただき、ありがとうございます!)
藤井聡教授イベント


講演「山陰新幹線の早期実現と北陸新幹線」
平成28年7月30日鳥取
 


関西ローカルの夕方の報道番組
夕方LIVEワンダー
(午後3時50分~午後7時)
毎週金曜日コメンテーターにて登壇予定 


藤井聡教授書籍
「プライマリー・バランス亡国論」
その7つの理由


「プライマリー・バランス亡国論」
三橋貴明氏の紹介文


発売日2016年5月

国土学
書評

発売日2015年10月

デモクラシーの毒
中野剛志書評

発売日2015年7月

モビリティをマネジメントする
参考



超インフラ論

発売日2015年04月

<凡庸>という悪魔
書評①
書評②
書評③

発売日2014年07月

築土構木の思想
参考動画


発売日2014年06月

グローバリズムが世界を滅ぼす

発売日2014年05月


政(まつりごと)の哲学
「はじめに」より

発売日2014年01月

大衆社会の処方箋
柴山桂太氏書評
参考動画
参考記事
参考記事

発売日2013年12月

巨大地震Xデー
あとがき


発売日2013年08月

新幹線とナショナリズム
参考記事
はじめに&目次

発売日2013年06月

強靭化の思想
強い国日本を目指して
正論インタビュー
参考記事
簡単な紹介
参考記事

発売日2013年06月

レジリエンス・ジャパン
日本強靭化構想

読者レビュー


発売日2013年06月

経済レジリエンス宣言
はしがき


維新・改革の正体
-日本をダメにした真犯人を捜せ-

中野剛志氏書評
参考記事


日本破滅論
~おわりに~


コンプライアンスが日本を潰す
新自由主義との攻防

“はじめに”と“おわりに”
読者からレビュー


プラグマティズムの作法
日本が救われる有効シナリオ
トークイベント動画
中野剛志氏推薦文


救国のレジリエンス
動画「救国のレジリエンスとは何か?」
富国強靭


列島強靭化論
佐伯啓思氏書評


公共事業が日本を救う
中野剛志氏書評
今こそ、公共事業で巨大地震に立ち向かうべし
著者が語る
山梨のトンネル崩落事故
デフレの今こそ大規模な公共事業を


正々堂々と
「公共事業の雇用創出効果」を論ぜよ 
~人のためにこそコンクリートを~

西部邁氏寄稿『藤井君の思慮ある勇気』



なぜ正直者は得をするのか
参考記事


文明の宿命

参考記事


土木計画学
参考記事


社会的ジレンマの処方箋


代表的日本人
内村鑑三著

藤井聡教授の愛読書

バック

こんにちは(*^^*)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。