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【藤井聡】自己チューな人が増える理由

-藤井聡教授FBよりシェア-

今朝、配信しましたメルマガです。

  『自己チューな人が増える理由 』
   http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/08/12/fujii-103/

是非、ご参照下さい!


自己チューな人が増える理由

おおざっぱにいって、すべての人間は次の二つに分類できます。

一つは、「自分のコトだけ考えている人」
もう一つは、「自分のコト以外のこと『も』考えている人」

なんとも当たり前ですが、前者と後者では、まったく人生が変わってきます。
便宜上、前者を「自己チュー」、後者を「普通人」と呼びましょう。

ちなみに、この自己チュー達がこだわり続ける「自分のコト」というのは、自分の「私利私欲」を意味しています。

が、それだけではありません。

その「自分のコト」には、妄執的なヘンテコな「こだわり」も含まれます。

ストーカーも新自由主義者もハタンガーの皆さんも特定の省庁の省益や自社の利益だけ考えて行動する人達も特定の発電方法だけを兎に角忌み嫌う人達も、(仮に表面上は自分の利益以外のことを考えているとしても)いわば「ヘンテコなこだわり」をもっている、自己チューな人、なのです。

なぜといって、自分のこだわりが胡散臭いものかどうか….っていうのを、四六時中チェックし続ける人は、ヘンテコな妄執から脱却できる可能性がメチャ高くなっていく一方で、そういうチェックをしない精神的な怠惰な輩の皆様は、ちょっと考えれば
「うわっ、うさんくさっ」
って分かる様な下らないモノを、そのまま信じ続けるコトができるというオカシナ芸当ができてしまうからです。

かくして、そういうチェックを全然しない人達もまた、「自分のコト」だけを考えてる「自己チューな人達」っていうことになるわけです。

(※ この当たりにご関心の方は、下記をご参照下さい)



さて、この分類、ホントは、綺麗に分けられる訳ではなくて、実際上は「連続的」に移りゆくモノで、完璧に自己チューな人、っていうのは、そうそういるものではありません。

が、生活感覚でいって、自己チューな人と普通人とは、かなり綺麗に分かれてるんだなぁ。。。。と改めて観じたコトがございましたので。。。。そんなお話を少し差し上げたいと思います。

・・・・

この週末、とある会合で、大学の同期数名と四国に参上いたしました。ただ、この週末はご案内の通り、大変な台風が四国に上陸いたしましたので、四国に釘付けになってしまいました。なので、台風が行き過ぎる間、一日中、昔の友人達とあれこれ話をしました。

あるエンジニアリング会社に勤める友人は、こんな話をしていました。

「地方に仕事をつくらないといかん。カネ儲けばっかやってる会社はオカシイ。だから、地方でプロジェクトを立ち上げる話を上司に提案するんだけど、『そんなんじゃもうからん』って言われてスグに却下される。でもナントカ、認められるように、今コンナ事やってあんなことやって。。。。」

ある大手建設会社に勤めている友人は、台風の暴風雨を見ながら、こんな話をしていました。

「これでまた、いろんなところが増水したり、土砂が崩れたりとかするんやろなぁ。。。ホンマにやらなアカンこと、山ほどあんのに。。。。そやのに、もう今年は、去年からえらい、建設の仕事、減ってるんやでぇ。

景気ええ、景気ええってゆーてるけど、あんなん一部だけや。こういう台風の対策の事業なんて、やらなあかんのにやってないことって、メチャクチャあんで。

ちなみに俺等でも、業績、イマイチやねんから、地方の業者さんなんて、もう大変やろなぁ。直接、政府からの財政を受注してる業界でこれなんやから、このままやったら、デフレなんか終わるはずないわなぁ。」

別のとある電力会社の友人はこんな話をしていました。

「今、なんとか再稼働できる条件をクリアするのに、いろいろやってるんや。ある原発なんか、ある基準がオカシイ、ってずーーーっといわれてたけど、一生懸命しらべても、そんな証拠はどこにもない。基準を満たしてる、っていう証拠しかでてけぇへん。

でも、心ある人が判断する側の人におったんで、ナントカ、基準はクリアしてる、っていうことに「正式」になった。でもまぁ、「その基準」だけがクリア、ってなっただけで、他にもいろいろ、ホンマに「同じ様な話」があって、いろんなコトやらな、あかんねんけど。。。。

それにしても、その基準がおかしいっ、ってずーーっと言い続けてた学者先生、ようテレビや雑誌で、その話、しょっちゅうゆうてはったのに、そうやって決着ついた後は、何もなかったように、普通にしてはる。もう世の中、メチャクチャやなぁ。

でもまぁ、こないだウクライナの問題が起こったとき、これで、世論かわるんちゃうかなぁ、っておもたけど、あかんかったなぁ。

エネルギー問題って、戦争まで起こるもんやねんから、あれで、エネルギーの大切さを、普通の人らにも、わかってもらえるんかとおもってんけどなぁ。。。」

別の大学教員の同期は、四国からようやく本州に帰る帰路、瀬戸大橋を渡りながら、こういう話をしていました。

「この橋完成したんが、昭和の最後。まだ、バブルの頃やった。もし、この橋つくるんがあと10年遅かったら、バブルも終わってて、橋つくろう、って話にもならんかったやろなぁ。

だいたいこの橋に一兆円かけることを、みんな『一兆円の投資』やっちゅうとる。こりゃおかしいでぇ。そもそも、この橋をつくるっちゅう話は、(四国以外の本州ばっかりにインフラつくることでできあがった、巨大な)「ハンデ(つまり格差)を克服するための事業」やろ。少なくとも、そういう意見が、もっとでてけぇへんかったらおかしいでぇ。」

さらに瀬戸大橋を渡りきって、岡山にたどり着く頃、こんな話もしていました。

「ここの鉄道、しってるか。これ「単線」やねんで。四国にある四つの県がぶら下がってる区間が単線って、そんなアホな話、あるか?普通の先進国やったら、ぜったい複線化してるわなぁ。ホンマ、日本って、途上国やなぁ。。。。」

・・・・

というようなことを、終始こんな調子で、あぁだこぉだと話しておりました。

で、そんなこんなで話しながらハタ(!)と気づいたのですが、普段、当方の日常「業務」の中では、こういう話には、なかなかならない。

どこをどう考えても、

・防災だって早く進めた方がいいし、
・デフレは終わらせた方がいいし、
・疲弊した地方を活性化することは必要だし、
・都市と地方の格差も縮小しないといけないし、
・エネルギーも安定供給しなければいけない、

にも関わらず、そんなコトに興味持ってる人がほとんどいなくて、なかなかそんな議論にはならない。

おおよその世間の大人達が口にするのは、よくよく考えてみれば、結局は、

「世の中にとっては、マジでどうでもいいけれども、
自分の利益や立場を護るため『だけ』には大事な理屈だとかルールだとか政局の話」

が大半です。

ってことで、四国の暴風雨の中、他の人のこと、地域のこと、国のことを普通に話をする「普通人」達の話をあれこれと聞きながら、逆に、「世間」にはホントに「自己チューな人」ってのが多いんだなぁ。。。という事実に改めて思い至った次第です。

もちろん、世間でこれだけ自己チューな人が多い。。。。とはいっても、ひょっとするとそんな人達でも、「同期」で集まる私的な空間では、自己チュー的傾向を減らすのかもしれません。

でもひょっとすると、「インフラ=土木=社会基盤」を意識する人達は、自ずと、自己チューにはなりにくくなる、けれど、そんな「公共的な話題」に関心を払うことが全然無く、株価だとか為替だとかのデートレーディングなコトとか、自分の組織の中で与えられた決まり切ったルーチンワークなコトばかり考えている内に、人は皆、徐々に自己チューになっていってしまうのかも…..しれません。

そもそも、そういうインフラを整える事業は、「公共事業」というくらいですから、それを意識するとはすなわち「公共=パブリック」を意識する、ということと同義ですよね。

ですから、「公共事業バッシング」なんてコトを進めれば、おのずと、人々の意識の中から、「公共」が蒸発していって、その内、自己チュー人間が増えていくのも、当たり前なのかも....しれません。

もちろん、公共事業だけが、公共の問題ではありませんが、公共事業は、重要な公共の問題であることもまた、論を待ちませんよね。

例えば、こちらをどうぞ。


・・・・とまぁ、世間はどうやら、(カミュが言う様な、ぶあつい)「不条理」だらけな訳ですが、そんな中に生まれ落ちてしまった訳ですから、それもまぁ、仕方ありません。

できるコトをできるだけやる他ないわなぁ。。。。なぞと思いつつ、四国からの帰路、新幹線の車窓から外を見ていたら、びっくりするくらいにきれいな「月」。ホントにメチャクチャ綺麗な、文字通りの「スーパームーン」でした。

なのでそれもこれも、この世の中だわなぁ、と感じた一日でした。

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