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【藤井聡】建設業界は、まさに今、再び「冬の時代」に突入しつつあります。

-藤井聡教授FBよりシェア-

このまま「デマ」ばかりが横行すれば、「本当の冬」になってしまいそうです。。。


建設業界は、まさに今、再び「冬の時代」に突入しつつあります。

今回の総選挙を巡っては、様々な言説が乱れ飛んでいますが、一応、多くのメディアでは「アベノミクス解散」という呼称がそれなりに共有化されています。

そして、与党はアベノミクス推進、野党は「アベノミクスは失敗だ!」という構図で紹介されている様ですが、「じゃぁ、そのアベノミクスってなんなんだ?」ということについては、先週もお話したように、実に様々な解釈があり得るところです。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/11/25/fujii-118/

そんな少々混乱した状況にあるのですが、「アベノミクス失敗だ!」論の中に、「極めて真っ当なもの」が混入していることがあることを、政策を考える人々は見過ごしてはなりません。

そんな典型的なものが、以下のもの。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41201?page=3

第二の矢を「ばらまき」と呼称しておられることから、第二の矢を端から否定しておられるのかと思いきや、なんと複雑なことに、

「第二の矢を削ったから、アベノミクスは失敗したのだ!」

という主張をしておいでなのです!

「第二の矢がばらまきか否か」「アベノミクスが失敗したか否かは」はさておきますと、このご主張は実に真っ当なものであると唸らざるを得ません(素晴らしい!)。

事実、この主張はかねてより筆者も「経済の崖」と呼称して、(増税凍結に加えて)補正予算を追加すべきであることを、何度も主張して参ったところです。

そもそも、増税をすれば8兆円分の税増収になりますが、それは、国民の所得が8兆円奪われる事を意味します。

これだけでも、日本経済を不況にたたき落とす「経済の崖」となり得るのですが、これに加えてナント、補正予算が10兆数千億円から5.5兆円まで減額することによって、その差額である約5兆円の「経済の崖」が生ずることは、端から分かっていた話なのです。

つまり、昨年度から今年度にかけて、8兆円+5兆円の、都合、13兆円分の「経済の崖」が生ずることは当初から明らかだったのです(なお、これに、駆け込み需要の効果もたせば、15兆円規模になります)。

これを理解するためには複雑な経済論など一切不要であり、経済の基礎知識さえあれば後は、簡単な足し算引き算の世界で理解できる当たり前中の当たり前の事柄でした。

その帰結として、消費も所得も鉱工業生産指標も皆冷え込んでいるわけですが、そうなることは、当たり前だった、という次第です。

(※ 今更そんな事を言ったって仕方ないじゃ無いか! というご批判が聞こえてきそうですが、そういう疑念をお持ちの場合は、増税以前に出版しました下記原稿も、是非一度、ご一読ください……… http://shuchi.php.co.jp/article/1877 )

実際、ここ最近、色々な地方の公共調達に関わる方々のお話をお聞きしましたところ、皆さん一様に、

「最近、さっぱりですわ」

と、おっしゃってられます。

様々な地方でヒアリングをいたしましたところ、

「ここ数ヶ月、政府からの受注がほとんど(あるいは「全く」!)とれないんですよ」

という業者さんばかりで、

「去年から今年にかけて、ずっと調子がいいですよ」

と言う業者さんは(一部の被災地復興の業者の方々を除けば)、ほとんどおられませんでした。

それもそのはず、補正予算が去年から5兆円も削られているのですから、そうなるのも致し方ありません。

さらに言いますと、本年度前半期には、消費増税に対する対ショック防御の意味で、「補正予算の前倒し執行」が行われてきましたから、下半期に入った10月以降は、「政府予算が尽きている」状況に近づいているわけです。

そして、そうした状況を勘案すれば、今年度は年度末まで、建設関連産業は、大きく冷え込、み、さながら「冬の時代」に再び突入してしまうことすら予期できる状況なわけです。

にも関わらず……そんな状況でありながら、マスメディアでも、そして、経済財政諮問会議でも、はたまた野党からのアベノミクス批判の文脈でも、

「公共事業の拡大によって、これ以上、公共事業の発注はできない」
「だから、公共投資の拡大は、景気回復に繋がらない」

という「デマ」としか言い様の無い流言飛語が飛び交っているのが実情です。

(例えば、
http://www.eda-k.net/column/week/2014/11/20141117a.html
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2014/1001/interview.html
なぜこれらが、デマにしか過ぎないのかは、こちらを。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/10/07/fujii-111/
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/10/28/fujii-114/ )

このままでは、また再び、日本経済は8%増税ショックを吸収できないままに、10%への増税へと突入してしまうことは必至です……

なかなか絶望的な状況ですが、

「この崖をどう上り詰めるのか?」

それができずとも、

「どうすれば、この崖を少しでも埋めることができるのか?」

さらにはそれすらもできないなら、

「さらなる崖ができあがる事を少しでも阻止するためには何をすべきか?」

……をあきらめずに(というよりも「ぶち切れずに!」)、じっくり考え、実践し続けるしかないですね……。

例えば、18ヶ月の10%への増税延期は、おおよそ「8兆円」分の「さらなる崖」を埋めることに成功した事を意味しているわけですから……。

……ということで、まずはその第一歩として、このままでは既に公共調達関連産業は「冬の時代」にさしかかり始めている……という「事実」だけでもご理解いただければ幸いです。

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