スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【藤井聡】言論戦の本質は「デマ」との戦いです

-藤井聡教授FBよりシェア-

「言論戦」の本質は、「デマとの戦い」です!


言論戦の本質は「デマ」との戦いです

大阪都構想の100日言論戦を通して、実に様々なことを学ばせて頂きましたが、その中の最大の収穫の一つが、

「言論戦と呼ばれるものの本質は『ウソとの戦い』である」

という事実を、ありありと、しみじみと認識した、と言う事でした。

普通、わたしたちは意見に食い違いがあり、その食い違いを調整するために込み入った話をする時は、少なくとも相手は、

「ウソをついていない」

という事を前提とします(そうじゃないと、話にならないですよね)。

そして、

「意見が違いは、どっちか(あるいは、どっちも)の理解不足だ」

という事を前提にして、あれこれを話し合い重ねます。そしてそれを通して何が「理解不足」なのかが突き止められれば、その不足を埋めれば、話が前に進むことになる、という次第です。

これこそ、「話せば分かる」の精神であり、「熟議」の論理です。

ところが! 

「政治」に関わる意見の食い違いの多くは、こんな「理解不足」を原因としないケースが往々にしてあるのです。

なぜなら、「政治」に関わる意見は常に、(カネや地位といった)「利権」と結びつくことがあり得るからです。だからその「利権」を手に入れるため(あるいは守るため)に、時折人々は、

「ウソ」

をつくのです。

そうなると、そこで生まれる対立は意見と意見の対立ではなく、

「ウソと誠」

の対立となります。

で、そんな「ウソと誠」の対立では、「誠」は「ウソ」を論破することは絶対的に不可能です。

そもそもウソつきは、自身の理解不足を見いだして是正しようとする気がさらさら無く、ただ単に(何らかの利権を手に入れるために)「邪魔する奴を言い負かす」ためだけに発言を繰り返します。

だからその言論戦が「ウソとの戦い」であると特定できたのなら、そのウソつきとまじめに議論することなど、百害あって一利なし、何の意味もないのです。さっさとその場から退散することが得策です。

しかし!

「ウソと誠」の対立では、直接論破は不可能だとしても、誠実に真摯に説明を重ねていけば、「こいつはウソつきだ」ということを

「公衆」

の皆さんに知らしめていくことはできます。そして、ウソの力を削いでいくことができるわけです。

これが、唯一、ウソつきに勝つ方法です。

そもそも詐欺師と真面目に議論したって何の意味もないのは、当たり前。

でも、詐欺師が力を持つことができるのは、そいつの嘘がばれるまでの間だけ。

だから詐欺師に勝つには、そいつが詐欺師であることをバラせばそれで事足りる、という次第です。

ただし……「彼らがウソつきであるということを、世間に周知していく」ことは決して容易ではありません。

なぜなら、彼らは「自分のウソがバラされることが一番ヤバい」、という事を知っているからです。だから、こちらが彼らのウソを指摘すると彼らはいつも決まって、「違う、あいつこそ、ウソつきだ!」というウソを声高に叫び始めるのです。

例えば、都構想の住民投票前に、百人以上の学者がそれぞれの立場で、都構想の危険性を訴える文書を公表したとき、橋下氏は、ツイッターで、その所見について、

「全部デマ」

と言い放っていますが、これほど明らかな「デマ」はありませんよね(オイオイ、「全部」ってアンタwww)
http://satoshi-fujii.com/150503-3/

……以上が、当方が都構想をめぐる100日言論戦で学んだ教訓でした。

まとめて申し上げますと、

(1) 政治にかかわる言論では、ウソをつく輩が混入し、デマを流布させることが頻発する。

(2) ただし、ウソつきとの議論は、百害あって一利なし。

(3) だから、ウソつきに勝つには、それがウソであることを広く公衆にばらしていくのが唯一最善の策

(4)ただし、ウソつきは自身のウソがバレる事を恐れ、自身のウソを告発する人々を皆、「ホントはあいつこそがウソつきだ!」と触れて回る(こうして上記(1)がさらに強化される)

という次第です。

さて、この様に考えますと、

・積極財政 vs 緊縮財政
・保護貿易 vs 自由貿易
・構造強化 vs 構造改革 
・インフラ論 vs インフラ不要論……

という対立構造はいずれも、次のような4つの特徴を持つ「ウソとの戦い」である、という側面が明確に存在していることが見えてきます。

つまり……

(1) 「積極財政・インフラ論・保護貿易・構造強化」論がダメで、それらを語る輩は単なる既得権益者だ、一方で「緊縮・インフラ不要論・自由貿易・構造改革」論は正しく国民国家に有益だ、という「ウソ」が繰り返され、「デマ」として世間に流布される。

(2) そんなウソつきの「緊縮・インフラ不要論・自由貿易・構造改革」論者達とは、直接「議論」しても何の意味もない。百害あって一利なし。

(3) そんな「ウソ」を無力化していくためには、彼等が「ウソ」をついていることを世間に明らかにしていくしかない。

(4) ただし彼らはそう言われ始めれば、「緊縮・インフラ不要論・自由貿易・構造改革」論者達のウソを告発しようとしている奴(たとえば、藤井)こそがウソつきで、デマを言っている、と喧伝し始める(こうして(1)がさらに強化される)。

……

ところで当方は、この(3)の「言論活動」の一環として様々な「書籍」を出版して参りました。

都構想住民投票前に出版した『大阪都構想が日本を破壊する』もそうでしたし、民主党政権が「コンクリートから人へ」というデマ満載のプロパガンダを展開していた時に出版した『公共事業が日本を救う』もまた、そうでした。

そして、最近では『超インフラ論』もまた、この(3)の活動の一環として、インフラ不要論や積極財政無効論という「デマ」を打ち破るために出版したものです。

ですが、こうした(3)の活動(詐欺師のウソをばらそうとする活動)を行えば、やはり、(4)の活動(詐欺師のウソをばらそうとする奴がウソつきだ!と触れ回る)がネット上で様々に展開されてしまいます。例えば……

『都構想』における(4)は、こちら↓
http://agora-web.jp/archives/1641655.html
http://blogos.com/article/112048/

『超インフラ論』における(4)は、こちら↓



ちなみに、本日のメルマガは、こうして繰り返される(4)(←要するにこれって、法的措置で対抗することもあり得る単なる誹謗中傷ってことですねw)に対する「ワクチン」の意味があります。つまりそれは、

(5)「詐欺師のウソをばらそうとする奴がウソつきだ!と触れ回る」という(4)の活動が出てくるのはごく当たり前、という事を公衆の皆様に解説する事を通して、(4)の活動の効能を無力化しようとするもの(ただし、(4)を仕掛ける詐欺師たちとは直接議論は決してしない)。

という「第五番目の要素だ」という次第です。

……なんだかややこしい話ですが、詐欺師・ウソつきと戦うのは、どうしてもややこしくなってしまうものです。なんと言っても彼らは一から十までずっとウソをついている訳ですから仕方ありません。

とはいえ、人類はこういうことを、詭弁家(ソフィスト)と戦い続けたソクラテスの時代から延々と続けているわけですから、ますます仕方ありませんw

ということで、心ある読者の皆様は、「ウソつき」「詐欺師」とは議論する事はあっさりとあきらめて、彼らが如何にウソつきで詐欺師なのかを一生懸命、いろんな人に説明して回りましょう。

もちろん!

その前に、様々な客観的な状況を見据えつつ、しっかりと自分の頭で、何が正しい意見なのかを考え続けることが何よりも大切です。私たち自身が「ウソつき」になってしまっては元も子もないのですからw

PS
ウソ・デマとの「最新の戦い」にご関心の方は、是非こちらを!


PPS
PS2 ウソ・デマを吐き散らかす輩の「生態」にご関心の方は、是非こちらを!


関連記事
(ご覧いただき、ありがとうございます!)
藤井聡教授イベント


講演「山陰新幹線の早期実現と北陸新幹線」
平成28年7月30日鳥取
 


関西ローカルの夕方の報道番組
夕方LIVEワンダー
(午後3時50分~午後7時)
毎週金曜日コメンテーターにて登壇予定 


藤井聡教授書籍
「プライマリー・バランス亡国論」
その7つの理由


「プライマリー・バランス亡国論」
三橋貴明氏の紹介文


発売日2016年5月

国土学
書評

発売日2015年10月

デモクラシーの毒
中野剛志書評

発売日2015年7月

モビリティをマネジメントする
参考



超インフラ論

発売日2015年04月

<凡庸>という悪魔
書評①
書評②
書評③

発売日2014年07月

築土構木の思想
参考動画


発売日2014年06月

グローバリズムが世界を滅ぼす

発売日2014年05月


政(まつりごと)の哲学
「はじめに」より

発売日2014年01月

大衆社会の処方箋
柴山桂太氏書評
参考動画
参考記事
参考記事

発売日2013年12月

巨大地震Xデー
あとがき


発売日2013年08月

新幹線とナショナリズム
参考記事
はじめに&目次

発売日2013年06月

強靭化の思想
強い国日本を目指して
正論インタビュー
参考記事
簡単な紹介
参考記事

発売日2013年06月

レジリエンス・ジャパン
日本強靭化構想

読者レビュー


発売日2013年06月

経済レジリエンス宣言
はしがき


維新・改革の正体
-日本をダメにした真犯人を捜せ-

中野剛志氏書評
参考記事


日本破滅論
~おわりに~


コンプライアンスが日本を潰す
新自由主義との攻防

“はじめに”と“おわりに”
読者からレビュー


プラグマティズムの作法
日本が救われる有効シナリオ
トークイベント動画
中野剛志氏推薦文


救国のレジリエンス
動画「救国のレジリエンスとは何か?」
富国強靭


列島強靭化論
佐伯啓思氏書評


公共事業が日本を救う
中野剛志氏書評
今こそ、公共事業で巨大地震に立ち向かうべし
著者が語る
山梨のトンネル崩落事故
デフレの今こそ大規模な公共事業を


正々堂々と
「公共事業の雇用創出効果」を論ぜよ 
~人のためにこそコンクリートを~

西部邁氏寄稿『藤井君の思慮ある勇気』



なぜ正直者は得をするのか
参考記事


文明の宿命

参考記事


土木計画学
参考記事


社会的ジレンマの処方箋


代表的日本人
内村鑑三著

藤井聡教授の愛読書

バック

こんにちは(*^^*)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。