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【藤井聡】スキーバス転落/「規制緩和すべきだ!」「民営化すべきだ!」と叫ぶ前に

-藤井聡教授FBよりシェア-

再び、本当に悲しい報道です。

まずは、事実関係の調査を速やかに進めることが必要です。

その結果を待ってからで無いと明確にコメント差し上げることはできませんが、一般論としてこれまでも指摘されてきた様な、バス事業の「規制緩和」が今回の事の背景に存在するのか否かを確認する議論は、極めて重要であると考えます。

バス事業は2000年に「免許制」から「許可制」に規制緩和され、多様な企業が参入可能な状況となりました。その結果、規制緩和の狙い通り、競争が激化し、低価格競争が進められました。

そして、「人命を預かるバス事業」で、過剰な競争は危険だ、という指摘は当初からなされてきたのですが、やはり、規制緩和以降、バスの事故、とりわけ、運転手の健康状態等に要因する事故が目に見えて増加してしまいました。

当局(国交省)は、その現状を受けて、規制緩和された「許可制」の制度のままで、様々なルールを設けていったのですが(運転時間の規制とその短縮、貸し切りバスにおける最低料金の設定等)、「免許制」では無い以上、かつてよりは「多様な企業」がバス事業を展開し、危険性・リスクはかつてより高いままとなっている......と指摘されてきた次第です。

(同様の「民営化を背景とした人命が失われる事故の増加」という問題は、バスのみならずタクシーでも大問題となっており、広く言うなら、笹子トンネルのトンネル崩落事故の背景にもあるのではないかと、指摘されています)

繰り返しますが、最終的な結論を申し述べる前には厳密な調査が必要であることは論を待ちませんが、今回の事故の背景に、こうした規制緩和問題が存在するのかどうか、という視点は、重要な意味を持つものと思われます。

是非、国内の多くの方々に、軽々しく「規制緩和すべきだ!」「民営化すべきだ!」と叫ぶ前に、一度、「人命」の事を考えた慎重な態度の必要性を、今一度認識いただきたいと思います。


スキーバス転落で14人死亡 バス会社を捜索へ
1月15日NHKWEB
15日午前2時ごろ、長野県軽井沢町のバイパスで、スキー客を乗せたバスが道路から転落し、乗っていた41人のうち、乗客12人と乗員2人の合わせて14人が死亡したほか、27人が病院に搬送されて手当てを受けていて、意識がない人もいるということです。警察は過失運転致死傷の疑いで東京のバス運行会社を捜索する方針です。

15日午前2時ごろ、長野県軽井沢町の国道18号の碓氷バイパスで、スキーツアー客を乗せて群馬方面から長野方面に向かっていたバスが反対車線に出てガードレールを乗り越え、およそ3メートル下に転落しました。
このバスには大学生など18歳から38歳までの乗客39人と乗員2人の合わせて41人が乗っていて、警察によりますと、乗客12人と運転手ら乗員2人の男女合わせて14人の死亡が確認されました。
このうち、いずれも大学生で川崎市中原区の林晃孝さん(22)、さいたま市大宮区の阿部真理絵さん(22)、東京・渋谷区の田端勇登さん(22)、東京・小金井市の小嶋亮太さん(19)、東京・杉並区の大谷陸人さん(19)、東京・八王子市の田原寛さん(19)、東京・多摩市の池田衣里さん(19)の7人の身元が確認されました。
また、死亡した乗員2人はバスを運転していた土屋廣運転手(65)と補助員の勝原恵造運転手(57)と確認されました。
このほか、27人が病院に搬送されて手当てを受けていて、病院によりますとこの中には意識がない人もいるということです。
ツアーを企画した東京・渋谷区の「キースツアー」によりますと、このバスは14日午後11時に東京を出発して、長野県飯山市の斑尾高原に向かっていましたが、途中、行程表にある上信越自動車道ではなく、ルートを変えて今回事故が起きた碓氷バイパスを通っていました。
道路を管理する高崎河川国道事務所によりますと、碓氷バイパスのおよそ16キロの区間には合わせて45か所のカーブがあり、事故が起きたのは群馬県側から数えて43か所目のカーブだったということです。
現場のカーブは緩やかで、当時、積雪や路面の凍結などはなく、警察は過失運転致死傷の疑いで東京・羽村市にあるバス運行会社「イーエスピー」の捜索を始め、事故の原因や安全管理などについて
詳しく調べることにしています。
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