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【藤井聡】熊本地震で落ちた跨道橋、会計検査が「落橋」の指摘 報道紹介

-藤井聡教授FBよりシェア-

高速道路には、「跨道橋」というものがあります。高速道路の上を横切る橋、です。高速道路が無傷でも、この「跨道橋」が落ちればもちろん、通行止めになってしまいます。

ですので、高速道路のネットワークの強靱性には、「跨道橋」の強化も必須事項となっています。

そんな中、今回、会計検査で、かねてより「落橋」の危険性が指摘されていた「跨道橋」が、落ちてしまい、高速道路を通行止めにさせてしまっている、という事態が起こってしまったようです。

その指摘に対して、十分な対応がなされていたのか、もし成されていなかったとするなら、それはなぜなのか、それは例えば、単なる予算不足が原因だったのか.....

万一単なる予算不足が原因だったとするなら、ここでもやはり、政府のプライマリーバランス目標などの「緊縮」財政が、日本の脆弱性を拡大しているということになります。

いずれにせよ、日本の脆弱性の克服のためには、こうした件の原因究明が求められています。


熊本地震で落ちた跨道橋、会計検査が「落橋」の指摘
2016/4/20 日日経コンストラクションWeb版

 落橋した場合に緊急輸送に支障が生じる恐れがある――。会計検査院が指摘していた高速道路の跨道橋の落橋が現実となった。九州自動車道に架かる跨道橋の橋桁が、2016年4月16日午前1時25分に発生した熊本地震の「本震」で落ち、緊急輸送道路を寸断する結果となった。19日正午時点で橋桁の撤去作業は続いている。

 落橋したのは熊本県の県道32号小川嘉島線の府領第一橋。九州自動車道の御船IC(インターチェンジ)―松橋IC間の緑川パーキングエリア付近に架かっていた跨道橋だ。


 橋長約61mの3径間PC中空床板橋で、橋台と2基のロッキング橋脚で橋桁を支える。ロッキング橋脚は、それぞれ3本の鋼製支柱で桁を承ける構造となっていた。


 この跨道橋は、1974年に旧日本道路公団が建設。その後、熊本県に管理を移した。


 橋桁は、福岡方面に倒れるように落下した。桁を承けていた橋脚の鋼製支柱の一部は日経コンストラクションの記者の取材時、柱形状を残したまま路面などに散乱していた。


■2014年点検で支柱に錆

 熊本県土木部によれば、落橋に至ったメカニズムは分かっていない。橋には落橋防止装置を設置していたが、どのような構造の装置かは19日時点で資料を調べている段階。落橋防止装置の効果について検証する必要がありそうだ。

 府領第一橋は直近で、熊本県が14年に点検している。この際、ロッキング橋脚の鋼製支柱に錆が見つかったが、錆に対する健全度の評価は19日時点で分かっていない。軽微な損傷であれば、5年後の定期点検まで経過観察することになる。


 震災直後の混乱で結果は分かっていないが、01年に耐震診断を実施した記録が残っている。また、同県が11年に制定した橋梁長寿命化修繕計画には11年度から5年間の補修計画が掲載されている。府領第一橋の補修工事は、最終年の前年に躯体(くたい)のひび割れ補修を予定となっている。


■会計検査院が高速6社に改善要求

 高速道路の跨道橋をめぐっては会計検査院が13年10月、地震で跨道橋が落橋した場合に甚大な被害が生じるほか、緊急輸送に支障が生じる恐れがあるなどとして、高速道路会社6社に対して跨道橋の管理者と連絡体制を早急に確立するよう改善措置を要求した。

 これを受けて国交省などは、同年12月までには全都道府県に「跨道橋連絡協議会」を設置し、連絡体制を整えた。その後、同協議会は各都道府県に設置した「道路メンテナンス会議」の下部組織に機能を移した。


 同省は15年、高速道路をまたぐ全国の跨道橋(5798橋)の点検状況をまとめている。この中で熊本県は、同年1月1日時点で94橋全ての点検を終えたと報告していた。


 西日本高速道路会社によれば、落橋した府領第一橋は17日から撤去作業に着手した。19日時点で作業が続いている。


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