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【藤井聡】秋の景気対策の「成否」は、「真水の水準」にかかっている

-藤井聡教授FBよりシェア-


極めて重要なメルマガ記事を配信しました。

「サミットで国際的な大型景気対策の議論を日本が主導し、それに基づいて増税を延期、その上で「脱出速度を最大限に上げる」と主張する与党が国政選挙で大勝利を収めるというタイミングであるにも関わらず、真にデフレを終わらせる景気刺激策に失敗してしまうような事があれば――わが国は大袈裟でも何でもなく、もう二度とデフレから自力で脱出することができず、21世紀中盤頃には、中進国や後進国と呼ばれる弱体化した国家に成り下がることとなるでしょう。

そうならないためにも――一人でも多くの国民、そして、政治、政策に直接間接に関わる皆様方の適正な理解に基づく適正な判断が下される事を、心の底から、強く、強く、祈念したいと思います。」

一人でも多くの国民の方に是非、本記事、ご紹介差し上げてください。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。


秋の景気対策の「成否」は、「真水の水準」にかかっている

今、安倍総理の指示の下、デフレ完全脱却のための秋の大規模景気対策が、急ピッチで政府内で検討されています。

筆者はこれまで、ブレグジット後のデフレギャップのサイズからすれば、「20兆円程度」の内需拡大策が「本年度」において必要である旨を主張して参りました。
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2016/07/12/fujii-204/

一方で、メディア上では、この景気対策の規模として、「10兆円超」という数字がしばしば言及されるに至っています。
https://www.jimin.jp/news/press/president/132402.html

そしてその結果として、デフレを完全に終わらせることに失敗してしまう事となるでしょう。

そうした点を鑑みるなら、今、何よりも注目すべきものは、

  「財政投融資」

(いわゆる財投:政府が民間主体に貸し出して、民間の投資を刺激する、という資金)の水準ではなく、いわゆる

  「真水」

(建設国債等に基づいて、政府が主体的に事業を行う資金)の金額が、一体いかほどなのか、という「一点」だと言って過言ではないのです。

そもそも、財投の場合、その資金の執行時点も、執行内容も「民間主体」に委ねられてしまうことになります。したがって財投だけでは効果的、効率的にデフレギャップが埋まらず、「脱出速度」を確保することが困難となることが危惧されるのです。

一方で、「真水」の場合には、その支出先、支出内容、そして執行時期を「政府」がコントロールすることが可能となります。だからこそ、「真水」の場合には、より効果的に「脱出速度」をあげるための「かしこい支出」(ワイズスペンディング:wise spending)が可能となるのです。

そもそも7月11日の記者会見で安倍総理が言及した「地方を主役」とする港湾事業、地方創生回廊、国土強靭化等の「21世紀型」の「未来への投資」はいずれも、財投によって民間投資を誘発していくだけでなく、「真水」による政府投資によってはじめて短期集中的かつ本格的に進められるものです。

ついては、この秋に大型の景気刺激策が実行されるという状況になった今、経済対策にご関心の国民の皆様は、財投でなく「真水」が一体、どの程度の水準で支出される計画となっているのか、という点に、最大限の注意を差し向けていただきたいと思います。

筆者がこれまで繰り返し、5兆円規模の財投に加えて、

15兆円規模の「真水」

を、全国各地の重要投資項目に支出することが必要であると主張してきたのは、以上の認識でもって景気対策を考えてきたからなのです。

――サミットで国際的な大型景気対策の議論を日本が主導し、それに基づいて増税を延期、その上で「脱出速度を最大限に上げる」と主張する与党が国政選挙で大勝利を収めるというタイミングであるにも関わらず、真にデフレを終わらせる景気刺激策に失敗してしまうような事があれば――わが国は大袈裟でも何でもなく、もう二度とデフレから自力で脱出することができず、21世紀中盤頃には、中進国や後進国と呼ばれる弱体化した国家に成り下がることとなるでしょう。

そうならないためにも――一人でも多くの国民、そして、政治、政策に直接間接に関わる皆様方の適正な理解に基づく適正な判断が下される事を、心の底から、強く、強く、祈念したいと思います。

PS この度の「大型景気対策」の考え方について、久々に「超人大陸」にて動画配信しました。ぜひご視聴ください。
http://www.choujintairiku.com/fujii160711.html

PS2 中山恭子先生の番組「日いずる国より」でも、拙著ご紹介しながら「大型景気対策」についてお話しいたしました。こちらもぜひ、ご視聴ください!
YouTube https://youtu.be/pfLKv6uGn-4

ニコニコ http://www.nicovideo.jp/watch/1468569945



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