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【藤井聡】構造改革大好き学者の欠点

藤井聡教授FBよりシェア

ホント「主流派経済学者」「新自由主義者」って、
どんなネタを使ってでも、ケチョンケチョンに論ぜてしまいますね(笑)

(※ ちなみに今週もごく一部にプロレスネタを混入していますが、
ほとんど誰も分からないと思いますので、適宜スルーしてください 笑)



構造改革大好き学者の欠点

FROM 藤井聡@京都大学

今日の「主流派経済学」では、
経済の動きを考えるにしても、
そしてあろうことか人間の動きや
社会の動きを考えるときにも、
人々の「意図」や社会の「空気」は、
考慮されません。

そもそも「主流派経済学」は、
ヒトやキギョウの動きを「関数」で表現して、
その組み合わせて、経済や、あろうことか社会、
ひいては極端な場合には政治の動きまで
「表現」したりします。

でもそれは何とも滅茶苦茶な話です。

例えば、過日(9月29日)、
「カツカレー、自民総裁選で脚光」
なる記事が、「朝日新聞」に掲載されました。
(http://www.asahi.com/national/intro/TKY201209280545.html?id1=2&id2=cabcajcj)

この記事は、

一部報道で、安倍新総裁が総裁選の時に、
「高級」なカツカレーを食べたと伝えられ、
それを受けて、インターネット上でカツカレーが話題になっている、
ついては、その話題のカツカレーを問い合わせたところ、
「宴会の時期や人数、予算により異なり、
宴会場と込みの値段で提示している」
とのことなので、値段は分からない….

という、なんだかよく分からないものでした。

このなんだかよく分からない記事がどういう「意味」を持つのかは、
どんなに複雑な関数を組み合わせても
理解することも記述することもできません。

でも、「人間の質的な解釈力」=「物語形成能力」を用いれば、
この背景は、いとも簡単に「理解=解釈」できるようになります。

それは、次のような解釈=物語です。

1.安倍自民党新総裁誕生。
これに対して、大手メディア内には、
「どういうわけか」安倍新総裁に対する
ネガティブな報道(いわゆる「安倍総裁ネガキャン」)を行う
「傾向」が生まれる。

(※ この「どういうわけか」を理解するには、
また別の物語が必要ですが、それはまたの機会に!)

2.一方で、ネット界には、
そういう「安倍総裁ネガキャンが始まるだろう」
という「期待」が蔓延する。

3.そうなったのは、大手メディア各社による
「麻生首相ネガキャン」によって、
麻生政権が倒され、民主党政権が誕生した、
という「歴史認識」が、ネット界では
「共有」されていたからである。

4.さらにそうした「歴史認識の共有」の背景には、
そうした歴史認識を描写した
三橋・さかき氏の小説「真冬の向日葵」が出版され、
それを多くの(ネット界の)国民が
読了していたという事実が、
重要な役割を担っていた。

5.こうした背景の下、ネット界では、
大手メディアから、
「安倍総裁ネガキャン」が始まれば、
日本の国益を守るために、そして、麻生総裁を
守ることができなかった苦い経験を繰り返さないために、
そんな大手メディアのネガキャンを
「迎撃」せねばならないという「緊張」が
一気に充満することとなる。

6.そんな風にして大手メディアに対する「迎撃ムード」が
ネット界で高度に高まっていた折りもおり、
そんな「空気」を全く読んでいなかった某テレビ局が、
「安倍新総裁は、3500円のカツカレーを食べていた、
なんて庶民感覚がない人なんだ!」
という安倍新総裁ネガキャンを遂行した。

7.ネット界側ではこれはいわば「飛んで火にいる夏の虫」であり、
「それみたことか!」とばかりに、
「安倍新総裁ネガキャン叩き」が一斉にはじまる。

8.なお、この手口は、
かつての大手メディアからの麻生総理に対する
「一杯数千円のホテルのラウンジ攻撃」
を彷彿とさせるもので、それ故ネット界では、
「大手メディアは、あのときの二匹目のドジョウを狙って、
また、同じ手口でやってきたな!?」
という認識をもたらし、
それによって「さらに大きな怒り」を喚起する事となる。

9.こうした「怒り」に基づく
「安倍新総裁ネガキャン叩き」そのものが、
一つの「話題」になり、
ネット界とは接触のない9割程度の国民にとって、
ニュース価値を持つに至る。

10.この「騒ぎ」を把握した朝日新聞は、
少なくともこの「カツカレー騒ぎ」には直接荷担してはいなかったため、
ネット界側にも、テレビ局側にも打撃を与えないような、
中立の記事を掲載することとなる。

(なお、事実を「ねじ曲げ」ながら、
さらなる事実に乖離した偏向報道をやっちゃう
メディアもあったようです。 ↓笑)
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20120928-1024232.html

11.ただし、幸か不幸か、この記事のおかげで、
このカツカレーの3500円の値段には、
「会場費」も含まれており、
実際の値段はそれよりも「安かった」ということが発覚し、
テレビ局側の「カツカレー3500円攻撃」は、やはり単なる
「意図的な、ネガキャンのためのネガキャンにしか過ぎない」
という疑義が、より濃厚なものとなったのであった…..
(チャン、チャン 笑)

以上、いかがでしょうか。

ここ数日の動向をよくご存じの方は、
「そうそう、大まかに言っちゃえば、
まさにそういうことですよ」
とご理解頂けると思います。

しかし、この話の顛末を全くご存じない方は、
以上の1.から10.を「理解」するのは
(あるいは、そういう事だったのだと「納得」するのは)、
かなり難しいのではないかと思います。

つまり、この手の「物語的解釈」というのは、
当事者にとっては、メチャ当たり前の簡単な事なのですが、
非当事者にとっては、まったくちんぷんかんぷんなもの、なんですね。

で、そんな構造を十二分に理解しながら、
その時々の「物語」を掴んでいこうとする学問的営みが、
「民俗学」であったり「社会学」であったり「臨床心理学」であったり、
あるいは「歴史学」であったり、「政治経済史」であったり…..
という「人文社会科学」の「王道的なアプローチ」なんですね。

そもそも、生身の命に基づいて織りなされる人間の所業の全てを、
数式ごときで表現できるはずがないし、
そんなものを表現するには「ものがたり」(物語的解釈)が
メチャ重要な役割を担う…..なんて事は、幼稚園児でも
分かりそうな、あったり前のことですよね。

でも、「主流派経済学」の方々って、
何があっても「絶対の絶対の絶対なのだ」的に
そんな事を認めないのです。

だからその意味で彼等は、
文字通り幼稚園児以下なわけですが、
そんな彼等が、経済政策のみならず、
社会保障だとか、道州制問題だとか、
はては、領土問題なぞに、口出しするもんだから、
日本はダメに、そして、
世界もダメになって来ちゃったと言うわけであります。

…..やれやれ…..

ということで、みなさん、

そんな園児以下の方々はさておき(笑)、

少なくとも皆様におかれましては、
今日一日の皆様の「王道」の物語を、
明るく楽しく激しく、生きて参りましょう!

http://www.mitsuhashitakaaki.net/2012/10/02/fujii-11/


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