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【藤井聡】バックアップの港湾

藤井聡教授FBよりシェア

「巨大地震」が起こった時,どうなるか....
少し考えるだけで,ホンットに洒落にならない劇ヤバなお話がゴロゴロでてきますが.....

下記では,そんな劇ヤバネタの一つ(これでもたった一つです!)についてのご紹介です.

....ホントにまじめに,地震対策=国土強靱化は考えないと行けない...
ということを,日々,感じ入る次第です.



FROM 藤井聡@京都大学

先ほたまたま、京都の新幹線のホームで、
大学の先輩にばったりあって、
立ち話をしました。

彼は港湾研究をずっとやっている方で、
今日も東京に行って、
港湾関係の会議等々に複数出ると
おっしゃってられました。

。。。。で、当方、港湾といえば、
南海トラフ地震が来たとき、
日本の「港湾」がほとんど「アウト!」になる、、、、
だから、日本海側にきちんと
バックアップ港湾つくらなきゃならない。。。
という事をいつも考えて、
あちこちでお話したりしておりますので、
グッと詳しいところも含めて、
あれこれお話伺いました。

例えば、大阪湾ですが、
ここだけで、日本の港湾の取引量の四分の一が集中しています。

が、南海トラフ地震が起こると、
(高さはどれくらいか不確実性はありますが)
間違いなく大阪湾は津波に襲われますから、
ここは使い物にならなくなる見込みがメチャ高いです。

全部壊滅するかどうかは分かりませんが、
津波直後は、しばらくは全く使えなくなることは仕方ないところです。

で、その被害が激しければ、数ヶ月、数年と使い物に
ならなくなってしまいます。

ですから、日本の貿易を続けるためには、
大阪湾以外の港湾で、取引をしなけりゃぁいけません。

ですが、大阪湾以外ってどこにあるかっていえば、
そりゃもう、名古屋だったりするわけですが、
そこも、南海トラフ地震で「アウト!」になってるわけですから、
はっきり言って、どこにもありません。

だから、南海トラフ地震でも被害を受けない、
日本海側に大きな港湾をつくっておいて、
太平洋側で「まさか」の事が起こった時には、
バックアップとしてつかえりゃいいのですが。。。。
今のところ、それは全く使い物にならないんです。

例えば、大阪や名古屋に近い港湾で、地理的に良い港湾は、
敦賀や舞鶴です。

ですが、そこでの現状での取引量は、
大阪湾の港湾のたった「数パーセント」程度なのです!

で、敦賀や舞鶴以外の他の日本海側の港湾も、
結局、どこも似たり寄ったりです。

だから、太平洋側で取引してた者を全部、
日本海側でやっていこう。。。。なんてことは、
現状では、絶対無理なんですね。

ってことで、南海トラフがきて、
大阪港も名古屋港も「アウト!」ってなっちゃったら、
そこで、日本の貿易全体も「アウト!」ってなっちゃいます。

日本の外需依存度は諸外国に比べれば低いとは言え、
日本人の暮らしと産業にとって、
貿易が「アウト!」になっちゃうと、
日本そのものも「アウト!」になっちゃいます。

だから、日本海側に本気でバックアップの港湾を
つくらにゃいかん訳ですが。。。。。。。。

で先輩に聞いてみました。

F「そんなの、ちょっと考えりゃ誰だって何とかせにゃいかん、
って分かるんじゃ無いんですか?」

先輩「そうなんよ。そやけど、マジで、
誰も考えてへんかったんよ。
『南海トラフ来たらどうするんですか?』
って聞いたら、みんな
『そうやなぁ。。。。困ったことになるなぁ。。。。』
って言うだけなんよ(大笑)。」

。。。。って言うのが、日本の実態の様です。

「これが先進国か!」っていうくらい、
ホント、ムチャクチャな話ですよね(苦笑)

そもそも、日本海側にバックアップの港湾整備を、なんて事言うと、
「ばらまきを、またするのかぁぁぁ」
だの、
「田舎に投資しても無駄じゃ無いのかぁぁぁ」
だの
「そんな田舎に港作っても、馬鹿高い釣り堀ができるだけじゃないかぁぁぁ」
だのと言われてしまって、結局、何もしないまま、時間だけが
過ぎていくというのが、これまでの日本だったわけです。
(#で、今も、その状況はほとんど変わりない)

ホント、このままだと、
この国がメチャクチャにならない未来を想像するのが難しそうです。

ちなみに、この港湾の問題は、
地震によって生ずるめっちゃくちゃ多様な被害の内の、
たった一つの問題にしかすぎないんですが。。。。

。。。。。ということで、
皆さんもたまには、「××が起こったらどうなるか?」なんてことを、
毎日一回は、考えてみてくださいね。
#ちなみに「葉隠れ」によると、昔の真っ当な武士ってのは、
毎朝毎夕、そんな事してたそうですよ。


PS
南海トラフ地震が来たときに、どうすりゃいいのか。。。。
そんなことを考えたければ、「列島強靱化計画」をまとめた
「救国のレジリエンス」
を、是非ご一読ください!


http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/01/29/fujii-28/

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