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【藤井聡】昭和恐慌下も同じだった

-藤井聡教授FBよりシェア-

昨日ご報告していたメディアの経済報道の「偏向ぶり」について、まとめて下記メルマガにてご紹介しました。

追伸:メルマガ中に (注2:ちなみに、「そんなツッコミほんとにあんの?」なんて事をちらりとでもお感じになった方は、この動画を一度最後までご鑑賞になってみてください 苦笑) と申し上げている箇所は、前半は関係なくて、ほとんど終わりかけのあたりが、その部分に対応します。ご関心の方は是非、どうぞ(大笑)!



「報道」は公正なのかどうなのか。。。。と言う問題は、民主主義国家における、最大、かつ、永遠のテーマ、といえるものです。

この問題について、いろんな研究が重ねられてきてるのですが、その中の一つとしまして、当研究室の昨年の卒論で、一年分の、大手新聞五紙の(経済に関する)「社説」を分析した結果、

新自由主義的主張をする社説が、全体の88.3%
ケインズ主義的主張をする社説が、全体の1.7%

という、度肝を抜かれる程の超絶な格差があることが明らかになりました。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=415947065172909&set

つまり、

「日本は貿易立国で、少子高齢化で内需の拡大は望めない。
だから、日本が経済成長するには外に打って出るしかない.
また公共事業の効果(乗数効果)は既に小さく、また、
借金で、日本政府は破綻寸前。
だから、デフレ脱却のためにも,
構造改革と自由貿易推進による、成長戦略が必要だぁぁ!!」

な論調が9割近くで、

「デフレの原因は「需要不足」であり、これを埋めるためにも
日銀による金融緩和と政府による財政出動のセットが不可欠.
一方、日本の国債は大半が国内で消化され、
かつ、全て円建てであり、国債の発行に大きな支障はない.
だから、国債による資金調達で大規模な財政出動を行うと同時に、
大規模な金融政策実施し、デフレ脱却→財政健全を果たすべき」

な論調を唱えている社説は、全体の1.7%っていう、ほっとんど誤差じゃねぇの?程度しかない。。。。

ということが、客観的に明らかになってしまったわけです。

(分析の詳細は、こちらを!
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/images/stories/PDF/institute_paper/2012_06_haru/tanaka.pdf

こんな状況で、国民にまともな判断をしろといったって、難しいかもしれませんよねぇ。。。。

だって、新聞が読める程度の知性があれば、その人々は常に、

・もう日本は破綻するぅ。。。
・緊縮財政しかしかたねぇ。。。。
・外に打って出るしかねぇ。。
・改革断行せにゃぁいかんのじゃぁ。。。

なんて事を、念仏の様に毎日毎日きかされているわけですから、それに洗脳されない方が、珍しい、ってことになりますよね。

そうなると、自ずと、堺屋太一先生や竹中平蔵先生達が主導する「第三の矢」が脚光を浴びるのも、致し方無い、ということもいえそうです。

だってもう、こんだけ物量作戦で報道されてれば、何が正しい正しくないかとは全く「無関係」に、単なる「空気」や「ノリ」の問題として、

やっぱここは成長戦略っしょ!
改革しかないっしょ!

となってしまうのは、仕方ないかもしれません。
(注:ちなみに、当方は今のところここでは何が「正しくて」何が「間違っているのか」については、一切言及していません)

一方で、

・第二の矢をガンガンうつべし!
・それで成長して、財政を健全化する!
・そもそも今、過剰に一千兆円の借金の問題を恐れていれば、
先行きはさらに暗くなるんです!!

なんていくら言ったって、

「こいつ、頭おかしぃんじゃねぇの??」
「時代おくれな事言ってるよ、このバカが。。。」

なんて思われるのも必然だとも言えそうですね。

(注1:しつこいですが、当方は今のところここでは何が「正しくて」何が「間違っ
ているのか」については、一切言及していません)
(注2:ちなみに、「そんなツッコミほんとにあんの?」なんて事をちらりとでもお
感じになった方は、この動画を一度最後までご鑑賞になってみてください 苦笑
http://www.youtube.com/watch?v=dujV4dwbRLU

・・・・

で、こんな状況に今、なっちゃったんだから、まぁ、第二の矢も厳しいだろうし、第三の矢がドンドン太くなんとのも仕方なのかなぁ。。。。なんて思ってしまうかもしれませんが。。。。。

断じて、そう、あきらめる必要はないのです!!
(※ え?あきらめるってどういうこと?なんて聞かないで下さいね 笑)

なぜなら、かの、第二の矢をガンガン打ちまくった、昭和大恐慌下の高橋是清の時代でも、メディア環境は、今とほとんど同じで、

いわゆる、新自由主義的な論調が大半で、
いわゆる、ケインズ主義的な論調は、たった4.2%しかなかった!

という、実証研究が報告されているのです!

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=415955638505385&set

。。。。ってことで、実は、昭和大恐慌下の当時も、新聞屋さんたちには、

「積極財政なんてやめちまえよ、
こんだけ不況なんだから、緊縮財政しかねぇじゃねぇかよぉ。
そいでもって、構造改革やって、貿易拡大するしかねぇんだよ。」

とさんざん、書きまくってたわけですが、それをおして、高橋是清は、ケインズ政策、今で言うところの

「第二の矢」

をガンガンに打ちまくったわけです!!

そしてそうやって日本が救われたのは、本メルマガ読者の方々はよくご存じなところではないでしょうか。

。。。。。ということで、

「歴史は繰り返す」

というのは、本当の様ですね。

だからこそ、我々は、きちんと歴史を知り、理性的な存在たらねばならないのですが。。。これ以上、自由に書いているとなにやら良からぬことを書いてしまいそうになりますので(笑)、今週はこれにておしまい。


PS
新自由主義ってイイ事なの、ワルイ事なの?なんて素朴な疑問をお持ちの方はこちらをどうぞ。

維新・改革の正体―日本をダメにした真犯人を捜せ



PPS
そこんとこ、もっと知りたい!方は、こちらもどうぞ

コンプライアンスが日本を潰す



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