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【藤井聡】世知辛い世の中の一端

-藤井聡教授FBよりシェア-

「社会に影響力が持っている人の中には、デフレ好きがかなりいる」
  ということ、それから
「....っていうデフレ好きの存在は、ほとんど庶民には知られていない」
  ということについて、メルマガでさくっとまとめてございます。

改めて世間の世知辛さを確認してみよう。。。と言う方は是非、ご一読ください。



世知辛い世の中の一端

先日、ある地方都市(人口30万人程度)にて講演をした折りのこと。

当方の内閣官房参与の担当名称は、「防災減災ニューディール」なのですが、この日は、地方の経済界の方からの講演依頼ということで、防災減災や強靭化についてのお話ではなく、ニューディールについて、すなわち、デフレ脱却のための「アベノミクス」のお話を根掘り葉掘りと2時間ほどお話差し上げました。

その冒頭で、「デフレ」という問題そのものについてお話差し上げようと思い、その背景含め、基礎的なお話を差し上げていたのですが、その基礎的情報の一つとして、

「実は、日本には、デフレの方が、インフレよりも望ましい
と思っている人達は、
日本の経済界、金融界にはたくさんおられて、
かつ、そういう人達は、一般の庶民よりも、
圧倒的に強い影響力を持っておられるのです」

という事を申し上げました。

ところが、今ひとつ、信じられない。。。。と言うような雰囲気でしたので、ひょっとして、皆さんご存じないのかも。。。。と思い、

「・・・・と言う様なデフレが好きな方々が、
都会にはたくさんおられるのが、実際なのですが、
ご存じだった方、挙手、願えますでしょうか?」

と御願いしたところ、挙手された方は「皆無」でした。

ひょっとして、皆さん恥ずかしがり屋さんで挙手されないのかと思い念のため、

「ご存じで無かった方、挙手願えますか?」

とお願いしたところ、実に全員が挙手されました!


・・・当方、「防災減災」だけでなく「ニューディール」の経済政策に関しても、実に様々な方々と意見交換を(特にここ最近は)行って参りましたが、そんな中で、内需拡大を通したデフレ脱却、という、当方の担当である「ニューディール」的なお話について金融関係、経済界関係の方々と意見交換をしておりますと、ついつい「論争」的に議論してしまうことがあります。

なぜかと言いますと、そんな時に彼等から、

「いやぁ、藤井さんとは意見が食い違うけど、結局、僕は
『実は』、デフレの方がいいとおもってるんですよ。
それが、僕と藤井さんとの違いなんですよねぇ」

なんて言われることが、ホントにしばしばあるからなのです(!)。

最初の頃は、「この人、ふざけてるのか!?」などと思っておりましたが、彼等は、大まじめにそう信じておられることは、その内よく分かって参りました。

よくよく考えれば、等の論理では、確かに「デフレ」の方が嬉しいんだな、という事がよく見えて参ります。

そもそも、彼等は皆、大量の金融資産を持っていたりする資本家、あるいは、そうした資本家から直接間接にやとわれている方々で、したがって、

『実体経済での経済活動を通して、所得を得る必要が「無い」』

という共通の条件を満たした人達です。

しかも彼等は、
『金融資産を大量に持っており、デフレで貨幣価値が上がれば上がる程に、「得」をする』
という理由を持っていたり、
『デフレで労働単価が下がれば、企業収益が上がる事を通して「得」をする』
という様な理由を持っているわけです。

つまり、こうした理由から、少なくとも彼等「だけ」は、デフレが進めば進むほどに「得」をするという訳です。

もちろん、デフレが悪化すれば、失業、倒産、自殺増、国内産業の衰退/供給力の低下、財政悪化、国力の毀損、日本国家の外交プレゼンスの凋落といった、あらゆる社会問題が噴出するわけですが、結局は、彼等はそんな事は眼中にないのです。

なぜ、眼中にないのか、と言えば、「悪意の塊だから」というよりも、むしろ、「知ってしまうと気まずい思いをするので、知ってしまう機会を意図的に拒絶する」なんてややこしい精神的メカニズムを長年駆動させている内に、徐々に、完璧に眼中からデフレの問題が消え去ってしまう。。。。ということが実態のようです(これは古典的な社会心理学理論で言うところの、いわゆる「認知的不協和理論」ってやつですね)。

もちろん、そんな風に完璧に「デフレの問題を眼中から消し去るの術!」なんてものを体得するには(多くの場合)、結構な年月が必要ですから、「デフレがいいんだよ」なんて事を、自信満々で、どちらかと言えば「ドヤ顔」でおっしゃる方は、えてして若者ではなく、長年業界で「苦労」された方が多いわけです。

・・・・

なんていう、常識では考えられない、というか、常識で考えれば、「この人、精神的な異常をきたしているのか!?」なんて言う風に思えてきてしまうような方々が、都会のある場所にはホントにたくさんおられるのですが。。。。よくよく考えれば、普通の真っ当な常識で生活しておられる方にしてみれば、そんな輩が、群れをなしてこのお天道様の下を跋扈してるなんて、ちょっと信じられない話ですよね。

だから、当方の様に「そんなのが当たり前にいるのが、今のニッポンなんだ」なんて感覚になってしまうこのニッポンって、ホントに異常としか言い様のないお話ですが・・・・事実なんですから、仕方ありませんよね(苦笑)。

・・・・

ということで、好むと好まざるとに関わらず、「デフレを脱却しよう!」とするなら、それを阻止しようとする「動機」を、どなたが、どういう風に持っておられるのか。。。。ということについては、冷静に、具体的に把握しておくことが重要となるのではないかと思います。

ということで、今週は、(ご存じの方々にとっては、当たり前のことかもしれませんが 苦笑)、世知辛い世の中の、一端を、ご紹介差し上げた次第であります。

では、また来週!

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